昨日7月23日(火)3限、1学期終業式を行いました。岸和田城の写真からも分かるように、朝から強い日差しが照り付けていました。始業式は3学年すべての生徒を中庭に集めて行いましたが、そうした暑さもあり、終業式は各教室と校長室をGoogle Meetでつなぎ、生徒たちは各教室のプロジェクタを通して、顔を見ながら話しを聞く形で行いました。
最初に、校長講話として、私から話しをしました。1学期始業式では、「1年後にどうなっていたいのかをイメージし、その目標に向かい、この1年間、どのような生活を送るのか、しっかりと計画を立ててほしい。そして、その目標を達成してください。」と話したことを踏まえ、1学期終了時点での振り返りを促しました。夏季休業を迎えるにあたり、当初の計画を修正・改善しながら、新たな気持ちで取り組んでほしいと思います。
その後、自宅近くの神社に貼っていた「夢は近づくと目標に変わる。」というイチローの名言に触れながら、その目標達成についての私の考え・思いを伝えました。5月11日のPTA総会でも話題にした内容です。私自身がこの貼り紙を見た時に、「夢や希望」と「目標」は違うということに同意・納得したことを伝え、夢を叶えるためには、単なる「憧れ」で終わらせることなく、地道に努力を積み重ね、その存在を手に届くところまで近づけ、実現可能な「目標」とすることが重要だと思うと話しました。
イチローの発言には他にも、「やってみて『ダメだ』とわかったことと、はじめから『ダメだ』と言われたことは違う。」、「僕は子どもの頃から目標を持って努力するのが好きです。その努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか。」、「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。」、「自分が納得した生き方をしたい。」などがあります。チャレンジすること、目標を持って努力すること、そして、自信を持って自分らしく生きることの大切さや素晴らしさが伝わってきます。
このような話しをした上で、イチローにはなれなくても、誰もがこうしたマインドを持つことはできます。皆さんにも、努力を積み重ねることで、「夢」を「目標」に変えていき、ぜひとも、自らの「夢」を実現させてほしいと伝えました。
その後、各部活動における表彰伝達を行いました。今回も部活動の成果として、多くの生徒の名前が読み上げられました。私から直接、表彰状を渡すことができないのは残念ですが、優秀な成績を残した皆さんの頑張りに敬意を表します。その後、生活指導部及び進路指導部の部長から話しを行いました。
生徒の皆さん、1学期お疲れ様でした。校長講話でも話しをしましたが、この夏季休業は自分の時間を確保できる絶好のチャンスです。また、イギリス研修やグローバルリーダー養成プログラム、生物フィールドワークやSSHサイエンスツアー、東京方面大学ツアー、そしてクラブ合宿など、様々な行事が行われます。生徒一人ひとりが目標を持って取り組み、夏季休業が終わった時に、有意義な日々を過ごしたと思えるようにしてもらいたいです。
今年は観測史上、最も暑い夏になると言われています。熱中症対策を含めて、体調管理には十分に心がけてください。2学期の始業式に皆さんの元気で成長した姿を見ることができるのを楽しみにしています。