昨日11月７日（木）、令和７年３月３日（月）から14日（金）までの12日間で実施するオーストラリア研修に参加する生徒49名を対象とした「キックオフガイダンス」を西選択教室において実施しました。９月17日（火）に募集説明会を開催したところ、定員の40名を超える希望があったため、改めて現地と調整していただき、今年度も昨年度と同じ49名が参加することになりました。その参加生徒たちに、今回の研修の目的を共有するとともに、一人ひとりの目標を定めさせることを目的に実施したところです。
研修内容は好評であった昨年度とほぼ同じで、バディと一緒に現地の学校（現地校はClairvaux MacKillop Collegeに変更）の授業に参加したり、現地の学生たちとの交流を行ったりします。また、オーストラリアの文化を学ぶ英語レッスンやクイーンズランド大学訪問、ローンパイン動物園・マウントクーサ展望台訪問などを行います。宿泊は全日ホームステイで、週末はホストファミリーと一緒に過ごすというプログラムです。
実施にあたり最初に、私から話しをさせてもらいました。まずは、昨年度参加した生徒たちの活き活きとした楽しそうな写真を見たり、実際に「行ってよかった」という声を聞いたりする中で、今年度も数多くの生徒に参加してほしいと願っていたこと、そして、昨年度と同じ人数の生徒が参加してくれることになり、喜んでいることを伝えました。その上で、まだ４か月近く前のこの時期に「キックオフガイダンス」を実施しているのは、英語力を向上させる取組をはじめ、３月までに準備してほしいことがあるからだと話しました。オーストラリアに行って積極的に英語でコミュニケーションをとるためには、ある程度の聞く力と伝える力が必要であり、自分の英語力に自信を持ってオーストラリア研修に臨んでもらいたいです。現地での様々な生活の場面において、自分の英語がどれぐらい通用するのかを試すよい機会でもあります。オーストラリア研修に参加することの目的の一つとして、これまで以上に英語力の向上を意識してほしいです。話しの最後には、高額な費用を出していただいた保護者の期待に応えるためにも、何か新たな取組をスタートしてもらいたいと伝えました。
その後、今回のオーストラリア研修を企画し実施いただく担当者から、研修実施に向け、話しをしていただきました。最初に、「海外研修は単に英語を勉強するものではなく、現地での体験、人との出会い、新たな発見がある。それは自分自身や日本、他の国のことなど、様々。時間は有限、この機会をどのように過ごすかは皆さん次第。」との話しがありました。
そして、十分に認識しておいてほしいこととして、ホームステイ先が必ずしも現地校の近くとは限らないこと、作ってもらう弁当のこと、物価が高いことなどについて具体的な話しがありました。また、現地校での授業参加の１日が校外学習にあたり、モートン島に行く予定であることが伝えられました。検索すると、とても美しい写真が何枚も出てきました。よい体験になればよいなと感じました。
また、日本の「察する文化」とは異なり、オーストラリアは「発する文化」であり、伝えなければ分かってもらえない。遠慮することなく、恥ずかしがることなく積極的に発言することが大切という話しをしていただきました。初日、ホームステイ先の方の車に乗ったときから積極的にコミュニケーションをとるためにも、研修先のブリスベンのことを調べたり、話しをする内容をあらかじめ準備したりしておくことが重要だとも伝えていただきました。
説明の後は、６～７名のランダムなグループで、名前（呼び名を含めて）、趣味、性格などについての自己紹介が行われました。私の話しや担当者からの説明の時の緊張した雰囲気が一変し、１，２年生混ざっての交流でしたが、楽しそうにしゃべっている様子が見られました。このグループ交流を２回行った後、担当者から改めて、自らの目標に向かって、日々、努力を積み重ねるよう話しがありました。
次回は１月９日（木）15：30から「ホームステイオリエンテーション」として、参加生徒たちが集まる機会を設けています。ホストファミリーとのコミュニケーションの取り方や文化・生活・習慣の違いなどについて学びます。
次回集まるのはちょうど２か月先となります。参加生徒たちには、まずはこの２か月間、継続して取り組むことを自分で考え、計画的に実践してもらいたいです。そして、次回「ホームステイオリエンテーション」の最初に、この２か月取り組んだことと、その成果を聞きたいなと思っています。ぜひとも自分自身で、オーストラリア研修に参加することに、さらなる「価値」を与えてください。
