2月27日(木)12:15から13:30の時間、今年度2回めとなる運動部員研修を岸高ホールにおいて実施しました。第1回は10月10日(木)、味の素株式会社の方にお越しいただき、運動部員1・2年生を対象に、「勝ち飯」と題し、身体作りのための栄養学の基本、本校生徒たちの生活習慣にあった食事の摂り方などについてお話しいただきました。
今回はパーソナルトレーナーでB-LEAD代表 藤元大詩 様に、「体の構造とパフォーマンス」、「柔軟性や筋機能のセルフチェック」、「怪我予防に繋がるメニュー」の3点についてご指導いただきました。実技も行いながらの実施となるため、各運動部の1・2年生部員男女代表2名を対象としました。
1つめの「体の構造とパフォーマンス」では、「JOINT BY JOINT THEORY」として各関節の役割(可動性と安定性)について、また、「PERFORMANCED PYRAMID」としてコンディショニング・フィジカル・技術の関係について話しがありました。
2つめの「柔軟性や筋機能のセルフチェック」では、参加した生徒一人ひとりが実際に前屈、広背筋、後屈、回旋のテストを行い、各自の状況を確認しました。私は後ろから見ていましたが、体がとても柔軟な生徒もいれば、硬い生徒も結構いるなという感想を持ちました。
3つめの「怪我予防に繋がるメニュー」では、可動域を広げるための6種目のエクササイズ・ストレッチ(ローリング、エレファント、片足RDL股関節ストレッチ、プレッツェル2.0,四つ這い広背筋ストレッチ、前後開脚チェストオープン)が順に紹介され、生徒たちは実際にやっていきました。それらのストレッチを終えた後、先ほどの前屈、広背筋、後屈、回旋を再び試したところ、ほぼ全員がその変化(成果)を確認できたと答え、それらのストレッチが正しいアプローチであることを認識しました。
講師の方からは「継続していかないと元の状態に戻る」、また、「体の状態(コンディション)にあわせてケアすることが必要である」という話しがありました。その中での「セルフケア、ストレッチは毎日の歯磨きと同じである」という言葉はとても印象に残りました。
生徒たちは、それぞれの関節の役割として可動性と安定性があることを知識として学びました。また、「高い技術」を求めてしまいがちですが、その前にコンディショニング(整った体・ココロ)をベースとしたフィジカル(動きやすい体・強い体)が重要であることを学びました。さらに、柔軟性を高め、可動域を広げるストレッチの方法を習得するとともに、それらが怪我の予防につながることも十分に認識したと思います。参加した運動部員にとっては、とても有意義な時間であったと思います。ぜひとも、参加した人たちには、それぞれの部の中で今回学んだことを参加していない部員にも広めてもらいたいと願っています。
最後になりましたが、藤元様、お忙しい中、お越しいただきありがとうございました。今後とも、ご指導いただきますよう、よろしくお願いします。