「1年生合唱コンクール」を開催

 昨日11月14日(金)6,7限の時間帯、岸高ホールにおいて、1年生が「合唱コンクール」を実施しました。各クラスが登壇から降壇までをあわせ7分30秒以内で自由曲1曲を合唱します。なお、指揮者と伴奏者についてはクラス内で選出することになっており、伴奏は原則としてピアノを使用します。

 1年生は2,4,6,8組が音楽クラス、1,3組が書道クラス、5,7組が美術クラスと、芸術選択によりクラスが分けられているため、奇数クラスから伴奏者を出すのは難しいだろうと思います。実際にクラス紹介の中でそのような話しがありました。今回伴奏者を引き受けた生徒もブランクがあるとのことでしたが、立派に演奏していたことに感心しました。おそらく、本番に向け、かなりの時間をかけて練習したのだろうと思いました。

 発表の審査については、本校音楽科講師である宮崎先生にお願いしており、3位、準優勝、総合優勝に加えて、指揮者賞とピアニスト賞が決定されます。それとは別に、参加した全生徒によるGoogle Formでの投票(自クラスを除く2クラスを投票)により、得票数1位のBest of 80期賞を決定し、それぞれ表彰します。

 開会宣言の後、後期文化委員の生徒による諸連絡があり、その中で「音程・ハーモニー」「バランス」「表現」「指揮」「伴奏」「姿勢・表情・服装」の6つの観点で審査が行われることが伝えられました。

 そして、宮崎先生による発声練習、校歌斉唱指導が行われた後、4組の「COSMOS」、1組の「マイバラード」、2組の「正解」、7組の「SPEAKLE」、5組の「群青」、6組の「あなたへ」、3組の「WINDING ROAD」の順に各クラスの発表が行われました。

 残念ながら、8組は前日からのインフルエンザによる学級閉鎖により出場することができませんでした。改めて、誰も座っていない40人分の椅子を見て、生徒たちが優勝をめざして頑張ると言っていたのを思い出し、とても可哀そうに思いました。

 この合唱コンクール実施の目的は、「クラスで協力して歌声のハーモニーをつくることを通じ、協調と団結の精神を涵養する。」ことです。クラス全体で練習できる時間はあまりとれなかったと思いますが、練習の成果が感じられる立派な合唱だったと思います。声量ある歌声と美しいハーモニー、楽しそうに歌う生徒たちの表情、指揮者を中心とした全員の一体感、ピアノ伴奏者のレベルの高さなど、6つの観点すべてにおいて高く評価できます。

 すべてのクラスの発表が終わり、生徒一人ひとりが投票を行い、表彰の準備をしている間、宮崎先生によるピアノ演奏が行われました。その後の表彰式において、私から各表彰者に賞状を読み上げ、渡しました。結果は、優勝が6組、準優勝が2組、3位が4組でした。また、指揮者賞には同評価で5組の中村くんと6組の西垣くん、ピアニスト賞には4組の當山さんが選出されました。そして、生徒たちの投票1位のBest of 80期賞でも宮崎先生の評価と同じ6組が選ばれました。

 結果を見ると、今年度も優勝から3位まで、すべて音楽クラスとなりました。今回、奇数クラスでは特に5組がよかったように感じましたが、やはり3位に入ることはできませんでした。どのクラスも目標は「優勝」であったと思いますが、実際にその目標を実現できるのは1クラスのみです。

 もちろん、結果にこだわり、しっかりと準備することが大切であり、私自身はその過程こそが重要だと思います。特に、合唱コンクール実施の目的は「協調と団結の精神を涵養する」ことです。目標を達成できなかったどのクラスも、クラス全体が一致団結して合唱に取り組んだという点において、その目的は十分に果たしたと確信しています。当日は早朝から練習している声が聞こえてきたぐらいです。

 すべての生徒が各クラスの発表に集中し、とても緊張感のあるよい雰囲気の中、合唱コンクールがすすめられました。運営いただいた生徒の皆さん、先生方に感謝します。

 週明けの17日(月)は2年生が合唱コンクールを行います。今からとても楽しみにしています。

 

 

 

 

 

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