6月21日(土)に大阪公立大学Uホールにて、総合科学科の課題研究発表会が行われました。
3年生が1年間かけて取り組んできた課題研究の成果を発表する場です。それぞれが興味・関心をもったテーマについて、自ら調査・分析・実験を重ね、論理的な思考力やプレゼンテーション力を磨いてきました。
ポスターを用いて発表するグループとホールでスライドを用いて口頭発表するグループに分かれて行ないました。
口頭発表の題名は以下の通りです。
物理1班 「 静電気が起こりにくい布の組み合わせ 」
物理2班 「 クラドニ図形の規則性 」
化学1班 「 脱脂粉乳を用いたプラスチックの作成 」
化学4班 「 バナナの皮からバイオエタノールを作ろう! 」
生物2班 「 セイヨウミツバチの無王群でのコロニー維持と蜂蜜の生産 」
生物3班 「 ビオトープの再生 」
生物6班 「 堺,泉北地域の土壌を用いた微生物燃料電池の作製 」
地学1班 「 城跡に残る石垣から歴史を探る 」
数学1班 「 星型多角形 」
情報1班 「 VR技術の普及に向けた需要の分析と問題解決 」
情報2班 「 授業形式を用いた仮想現実の応用可能性の考察 」
発表を通して、課題研究が生徒の主体性や探究心を引き出す貴重な機会になったのではないかと思います。質疑応答では、教員や聴講している生徒からの鋭い質問に生徒たちは一瞬戸惑いながらも、自分の考えや研究の背景を一生懸命に言葉にしてしっかりと伝えていました。このようなやり取りの中で、生徒たちは「伝える力」だけでなく、「聞く力」や「対話力」も養われたと思います。
また今回は大阪公立大学の学生の方にも招待発表として参加していただきました。
参考文献の大切さや課題研究をする上での心構えなどを教えていただきました。
最後は、大阪公立大学大学院の兼子教授や森岡教授よりご講評をいただきました。
1・2年生は今後の課題研究を取り組む上で参考になったことと思います。
泉北高校で実施している課題研究は、単なる結果だけでなく「学びのプロセス」や「試行錯誤の過程」を大切にしています。
今後もこうした機会を大切にし、生徒たちがより深く、そして学びを広げていけるように学校としても支えていきたいと考えています。