【連載】豊高のキャリア教育No.34

 大学入試は筆答試験(ペーパーテスト)や小論文などに加え、一部の大学では面接が課されます。 先日、わたくしも面接官として、面接練習に参加しました。 改めて、今日は「面接のポイント」を書きたいと思います。

① 「大学」に関する事を聞かれます!

 面接官が受験生に対して聞きたいことは 、「大学がどんな学生を採りたいか(アドミッションポリシー)を理解しているか」 「大学への進学目的がはっきりしているか」 「大学に入ってからやりたいことがはっきりしているか」 「大学を卒業してからのことを考えているか」 などです。志望大学や学部の事を調べて準備しましょう。

②「あなた」に関する事を聞かれます!

 面接官は受験生がどんな人かを知りたがっています。ですから、「高校時代に頑張ったこと」 「辛いことを克服した経験」「得意(不得意)教科」「自分の集団(クラスやクラブ)のなかでのポジション」「自分の長所・短所」などが質問されます。自分の短所を隠すことはありません。短所を明らかにすることに対して、面接官はその受験生は自分を客観的に把握していると評価してくれます。さらに「私は、〇〇な点は短所だと思いますので、△△のように気を付けて■■しようと考えています。」などと言うと好印象が持たれるでしょう。

③「面接のやりとりそのもの」も評価対象です!

 面接官は、面接の内容も大切ですが、「問うたことに適切に答えているか。」「言葉遣いが適切か」など、面接のやりとりそのものもよく見ています。例えば、「あなたの本大学の特色は何だと思いますか」と問われて、「私は〇〇に興味があるので△△学部を志願しました」と答えるのは的外れですよね。正確に質問を聞いても、質問の意図が分からなかったら、「申し訳ありません。どのようにお答えすればよいのかわからなかったので、もう一度お願いします。」ぐらいのことを言ってもよいと思います。あやふやな回答よりも、趣旨を確認した上での回答の方が良いと思うからです。

 以上、3点。どうか自信を持って面接会場に向かい、普段のリラックスした気分で面接が行われますよう期待しています。

<ガイダンスルームにて>