アクティブ・ラーニングの話

 学校の授業の形態が変わりつつあります。講義形式の従来の形態に加え、主体的・対話的・深い学びを実現するためのグループワークや発表を取り入れた授業です。いわゆるアクティブ・ラーニング。

 豊中高校でもここ数年「豊高型アクティブ・ラーニング」の実現に取り組んでいますが、先日アクティブ・ラーニングについてのアメリカの研究者ホセ・ボーエン氏の講演会がアメリカ総領事館であり参加してきました(同時通訳)。

 まず、総領事館に入るには入念なチェックがあり、スマホも持ってはいることができず入り口で預けX線での荷物検査などは空港並みです。

 さて、本題、これからの時代は今ある職業もAIの発達によって変わっていきます。いわば、未来にはなくなっているかもしれない職業も想定しながら、学びを続ける必要があると言うことです。いわば「変化に対応した学び」。

 そのような学びに必要な要素は3つのR。Relationships(関係性)・Resilience(回復力)・Reflection(振り返り)。私の解釈では、単に知識を暗記する学びから、知識の関係性尾を自分で考えながら、試行錯誤を繰り返し、それが妥当かどうかを振り返る、そんな趣旨だと思いました。

 そしてディジタルテクノロジーが進展すると、大量の情報を簡便に得ることはできますがその信頼性が低下してしまいます。そのため「知識の関係性」に着目し「実社会とのつながり」を重視することが大切だと言います。

 いくらテクノロジーが進んでも、学習者(生徒)が汗をかいて苦労して学ばなければならないのです。ただし、無理な・無駄な苦労はテクノロジーが代用してくれるというのが講演者の主張でした。

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