豊高の進路指導2020 No.2

 先週の火曜日、大手前高校で行われた校長の勉強会(正式には、大阪府立学校校長協会・進学指導委員会)で、河合塾の方を講師に招いて、今春と来春の大学入試の状況についての講演をしていただきました。

 今年度からセンターテストが共通テストに変わるということから、昨年度の高3生は「浪人したくない」という意識が強かったようで、今年は浪人生が少ない状況です。今春の全国の入試結果では、いわゆる安全志向が強まり、国公立大の受験者が減少しました(京大・阪大の受験者は変わらず)。また、全体として早期に合格が得られる「推薦入試(今年から、学校推薦型選抜という呼び方に変わります)やAO入試(今年から、総合型選抜という呼び方に変わります)」の受験者が増えたとのことです。

 ちなみに、豊中高校の場合、結果として、浪人は減りましたが、国公立大への受験は減ることなく、最後まで第1希望をめざした生徒が多かったようです。

 さて、今年度の入試、すなわち、高3生にとって今年の大学入試はどうかということですが、講師の先生によると、

 ① 浪人生が少ないことは、現役生にとって好機

 ② センターテストから共通テストに変わっても、記述式の受験対策が有益

 ③ コロナの影響への不安はみな同じ(あなただけではない!)

とのこと。

 昨年の先輩に倣って、あきらめず粘り強く目標に向けて取り組んでほしいと思いました。

<校長対象の進学指導に関する勉強会(於 大手前高校)>