豊高の進路指導2020 No.5

 先週のから共通テストの出願が始まり、豊中高校でも一括して生徒の志願書を郵送したところです。

 また、10月1日の放課後「阪大 工学部・基礎工学部 説明会」を大学の入試担当者に来ていただき実施しました。

 実はわたくしは阪大の基礎工学部の卒業で、生徒が気にしている「工学部と基礎工学部との違い」について、自分が高校生の時にどのように考えていたのか振り返ってみました。

 基礎工学部は「科学と技術の融合による科学技術の根本的開発及びそれにより人類の真の文化を創造する」ということを教育理念として掲げていて、いわば「工学部」と「理学部」を融合した学部というのが設立の理念でした。そこに興味を持って出願したように覚えています。

 時代が変わって現在の両学部の違いはなかなか明確には言えないようで、研究室によって工学部・基礎工学部に依らず、工学的色彩が強い研究をしていたり、理学的な研究をしていたりしているようで、工学部出身の教授と理学部出身の教授がそれぞれの学部に混在しているようです。

 本来、「〇〇大学の〇〇学部で、〇〇研究室で行っているような研究をしたい。」というような志願動機があるのがよいのでしょうが、現実にはなかなかそこまで決めている受験生は少ないかもしれません。しかし、工学部と基礎工学部での選択を迷っている人には、せめて両学部にどんな研究室があるのかを知ったうえで、より自分に合うと思う学部を選択してはどうでしょうか。

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