高校生1台パソコンの時代へ

 大阪府教育庁では令和3年度中には、タブレット等の端末を生徒1人1台に整備すること計画しています。(具体的な時期や対象学年、導入機種は未定)

 それに先立ち、12月には教室にwifiのアクセスポイントが整備され、教員用タブレット約30台が遅くとも年度内には導入されます。

 豊中高校では、すでに今年度当初に各教室に設置した「液晶プロジェクタ」「ノートパソコン」に加えICT機器の整備が進み、ハード面での条件整備の目途がつくことになります。

 課題はソフト面。授業で効果的にこれらのICT機器を従来の指導法とどのようにハイブリッド化するかです。先日、府内の某私立高校に行ってICT活用の実態を視察してきました。この高校が生徒1人1台タブレット端末を導入して約10年。生徒はノートと同じ感覚でタブレットと電子ペンを扱い、課題プリントはカメラで写して画像をオンラインで担当の先生に提出。そこだけ見ると「未来の授業」という印象を受けますが、実は普通の紙のノートに普通にシャープペンシルでメモすることも併用していて、逆に安心感を覚えました。

 要は、タブレットを使って便利な場面ではタブレットを使い、紙のノートが便利なときはノートを使う。豊高がめざすべき授業も、このようなICTとアナログのハイブリッド型授業だと思いました。視察の翌日の職員会議で早速、先生方に報告。時代の変化に伴い、授業の形態は少しずつ変わりますが、授業の本質ー生徒が納得して理解できる授業ーは変わらない気がします。

<生徒の机の上にはタブレットが・・・>

<職員会議で提示した資料>