本日、終業式

 本日、3学期終業式を放送により行ないました。校長の式辞は以下のとおりです。

本日、みなさんはめでたく進級をし、新しく3年生、2年生になります。おめでとうございます。また、4月に入学してくる後輩のためにも、立派な先輩としての豊高生であることに努めてください。

さて、二つ話をします。

一つめは政治の話です。高校3年生は18歳になる年度になります。平成28年に公職選挙法が改正され、選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

今年の10月には、衆議院議員の任期満了を迎えます。任期満了による総選挙となるのか、衆議院解散による総選挙になるのかは分かりませんが、いずれにせよ、必ず選挙が行なわれます。

これを機会に、年齢や国籍にかかわらず、政治や選挙に関する理解を深め、国や地域の課題を理解し根拠をもって、自分の意見を持ってほしいと思います。

二つめは、新型コロナウイルス感染症についてです。

大阪府の行政のトップは吉村知事ですが、医療行政を主に行なっているのが健康医療部というセクションで、その部長をしているのが藤井睦子さんという方です。彼女は、私が教育委員会に勤めていたときの同僚だったので、先日激励のため府庁で会ってきました。とても明るく前向きで、使命感と決断力をもった優秀な方です。彼女の奮闘に応えるためにも、学校で何ができるのかを改めて考えました。

校長として、一生に一度しかない高校生活をできるだけ通常の状態で生徒の皆さんに提供したいという思いがまずあります。それを実現するためには、マスク、手洗い、換気、黙食など感染対策を引き続きみんなの協力で行なわなければなりません。そして、もし感染者が出ても、冷静に対応し、特に感染者に対する温かい気持ちを持ち続けることです。

以上のような当たり前のことの積み重ねが、コロナ禍に打ち勝つ唯一の方法なのかもしれません。

パナソニックの創業者の松下幸之助氏の言葉を最後に紹介して、私の終業式のあいさつを終わります。

「悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。

 おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。

 あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。」

butyou.jpg(藤井健康医療部長)