データサイエンスってご存じですか?

 データサイエンスとは、膨大なデータを統計学、情報工学など、様々な手法を用い整理し、有意義なデータを引き出し、ビジネスや様々な学問分野の課題を解決するという研究分野のことです。

 例えば、オンラインで買い物をする際、「あなたにお勧めの商品」が紹介されますが、これもデータサイエンスの応用なのです。どういうことかというと、消費者の膨大なデータ(過去の購入履歴など)を統計学などで整理し、個々の消費者の嗜好傾向を分析し、それに応じてお勧め商品を提示し、個別最適な情報提供を行なうビジネスモデルだということです。

 ビジネスだけではなく、江戸時代の作者不明の文学作品の分の特徴を整理し分類し、著者を推定することもデータサイエンスでできると言います。

 そんな話を、昨日、12月8日(水)大阪成蹊大学で行なわれた「データサイエンスへの期待」と題した催しに参加して聞いてきました。データサイエンスのニーズは今後益々高まることが予測されますが、それを担うデータサイエンティストが圧倒的に不足しているとのこと。その育成のため大阪成蹊大学では2023年にデータサイエンス学部(仮称)を開設する予定だといいます。データサイエンティストに求められる資質ですが、統計学など理系的要素だけでなくビジネス分野など文系的発想も必要であるようです。

 昨日はそんな話を校長が聞きましたが、来週月曜は2年生の理系生徒を対象に、大阪成蹊大学の副学長中村佳正先生を講師として講演をしていただくことになっています。

<司会を担当した中村副学長>