3学期 始業式

 本日1月11日(火)から3学期が始まります。始業式は放送室から各HR教室への放送で行いました。

 式辞(骨子)は次の通りです。

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みなさん、あけましておめでとうございます。令和4年・2022年は「寅年」です。このことは知っていますよね。今日は古代中国に起源があるといわれる「干支(えと)」の話をしようと思います。

 みなさんは、子・丑・寅・卯・・という「十二支」―12と支える・の支と書きます-は、よく知っていると思います。「干支(えと)」は、どんな漢字で表すかわかりますか?

 「えと」は、干すという字―音読みでは「かん」ですね―という字と、先ほど出てきた十二支の「支」という漢字の二文字で表すのです。「かん」と「し」で「干支(えと)」です。

 実は、「干支」というのは、甲、乙、丙、丁...という十の干と、子・丑・寅・卯...の十二の支との組み合わせのことなのです。12と10ですから、その組み合わせは、最小公倍数となる60通りになります。十干十二支の組み合わせが一巡するのが60年で、60歳のことを、暦が還ると書いて「還暦」といいます。

 2022年の干支は「壬(みずのえ)-壬申の乱の「壬」という字を書いて「みずのえ」と読みます―寅」の年にあたります。この年は、厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージの年だそうです。今年が、コロナ禍を乗り越え新たな希望に満ちた年となることを期待したいと思います。

 とはいえ、みなさんもすでに知っていると思いますが、近隣の府立高校で感染のクラスターが起きています。マスク着用・ソーシャルディスタンス・黙食・手洗い・換気などこれまでの取組について、引き続きの協力をお願いします。

 最後に、今から、3学期始業式恒例のセレモニーを行います。

 その前に、3年生のみなさんの多くは共通テストを間近にして、不安な気持ちの人もいるかもしれませんが、受験生は皆不安なのであって、あなただけが特別に不安であることはないのです。また、共通テストを初めて受けるのも、全受験生同じ条件ですから、安心して持っている力を存分に発揮してください。

 共通テストの自己採点後の話をします。自己採点の結果を見て志望大学を確定する人も多いと思います。その際、「この大学ならば、何点くらいの共通テストの成績が必要だ」というイメージを持っていると思います。しかし、それはあくまでも過去のセンターテストのデータから類推したものにすぎません。実際にこれから受ける共通テストの自己採点結果によっては、その点数が下がることもあります。ですから、自分の点数が予想より良かった・悪かったということではなく、自己採点を基に作られた資料を冷静に分析してください。

 では、セレモニーに移ります。1・2生は3年生に激励の気持ちを込めて拍手をし、続いて、3年生は1・2年生に感謝をこめて拍手をするというセレモニーです。

 「激励」と「感謝」そして、今年1年が良い年となりますよう、合図とともに拍手をしてください。(拍手)

以上で話を終わります。