国内留学プログラム説明会

 本日午後1時より、本校多目的教室で、夏休みに5日間の日程で実施予定の『国内留学プログラム』の説明会を開催しました。このプログラムは、コロナ禍で海外研修を実施できなくなったから、その代わりに・・・と思われがちですが、実はそうではありません。世界がコロナ禍に見舞われる以前からあったプログラムで、英語が話せるようになることだけが目的ではなく、地球上の課題から身の回りのことまで、様々なトピックについて、自分たちで考え、留学生と意見を交換し、そして自分たちの意見をまとめ、発表する・・・そのすべてを英語というツールを使って取り組むというものです。

 高校生の皆さんが今いる社会は、もうすでに多文化共生社会です。島国日本という感覚はとうになく、ものすごいスピードで社会のあり様が変化し続けています。おそらく皆さんは、これまでも経験していると思いますが、これからはもっと日本語だけでコミュニケーションをとることで事足りるという日常ではなくなっていくでしょう。もちろん、コミュニケーションのツールは英語だけではありませんが、日本語ではまったく通じなくても、英語だったらなんとかコミュニケーションが成立する確率はかなりあがります。このプログラムに参加することで、自分のものにすることができることの一つに、

  「なんとか自分の考えを相手に理解してもらいたいと粘り強く取り組む姿勢」

があると思います。相手の言葉を傾聴し、その表情を読み取りながら、相手のことを理解しようとし、同時に自分の言葉を聞いてもらう、言葉が通じなければ、他の手段で伝えようと試みる、そういう5日間になると思います。それは、これからの多文化共生社会の中で、互いを尊重しながら、共に生きるうえで欠くことのできないことでしょう。

 参加しようと決意した皆さん、濃い5日間を体験してください!