救急救命講習会を実施しました

 本日14時より、森川ホールで保健部主催の「救急救命講習会」が実施され、豊中消防署よりお二人の方が講師としてご来校くださいました。ありがとうございます。

 

  実習の前の講義では、救急救命の現状をお話くださいました。新型コロナウイルス感染症が落ち着くにつれ、救急車の出動回数が増加し、ついに、昨年は豊中市だけでなく近隣の市も含めて、救急車が出払ってしまう事態になったそうです。救急車を要請する65%が、軽症者だということでした。「どうしていいかわからず、とりあえず救急車を呼ぶ」という状況だそうで、そういう場合には、救急車を呼ぶ前に、「安心センター」を活用してほしいと言っておられました。様々なアドバイスがもらえるそうです。そうすることで、救急車を要請してから到着まで6分だったのが、7分もかかるようになっているこの窮状を少しでも緩和できると訴えておられました。

 次に、心肺蘇生法の重要性についてもお話がありました。その重要性は極めて高く、心肺蘇生法が7分間施されていないならば、生存確率はかなり低くなるそうです。

 どんな場面に遭遇するかわかりません。その時に、知っているか知らないか、動くことができるかできないかは、人の命を左右することだということです。そのことをしっかりと認識しなければならないと思います。