わからないではなく、知ろうとすること

 昨日の1時間目、1年生の「歴史総合」の授業を見学に行くと、ちょうど「パレスチナ問題」のところでした。連日のようにガザ地区の悲惨な状況がニュースで取り上げられ、この日本の地でも多くの人が心を痛めていますが、この「パレスチナ問題」については、宗教問題であり、歴史の中で複雑に絡み合った事情もあり、「よくわからない」と思ってしまいがちです。最近、テレビのニュース番組を見ていると「今すぐに、何か行動を起こすことはできないかもしれませんが、まずは、わからないと言うのはやめて、きちんと知ろうとすることが必要ではないでしょうか。」と伝えている人がいました。本当にその通りだと思いました。

 そして、昨日の授業の中で、「イギリスの3枚舌外交」などぼんやりと知っていたことから、「ガザ地区とヨルダン川西岸地区とのちがい」などそうだったんだと思ったことなど、色々なことを知ることができました。

 さらに、クイズタイムがあって、ユダヤ教の戒律で、安息日には仕事をしてはいけないのですが、実際にできないことはどれでしょう?というのがありました。「へえ!」って思ったこともあって、思わず夜に、クイズの一部を抜粋して、友人に出題しました。

 「安息日に、電灯をつけてはいけないのはなぜ?エレベーターに乗ってはいけないのはなぜ?」と。

 授業を受けていない皆さん、わかりますか?答えは、安息日には仕事をしてはいけないので、「電灯を付ける動作」=「スイッチを入れる」は、仕事と見なされてだめなんだそうです。エレベーターも同じ理由で、「階のボタンを押す動作」がだめなんだそうです。おもしろいですね。それでは、どうしているかというと、安息日の前日から電気を付けっぱなしにしておいて、安息日が過ぎてから消すらしいです。また、エレベーターは、ボタンを押さずに、各階にとまって、扉が開閉するエレベーターがあるそうです。「いらちな大阪人」は、待っていられないですね😄