ウクライナ侵略2年

 昨日24日で2年を経過したロシアによるウクライナ侵略。未だ集結の見通しはたっていないけれど、ウクライナの劣勢が伝えられている。今、このウクライナ侵略だけでなく、イスラエルの問題、中国や北朝鮮の動向、「もしとら」から「ほぼとら」に進むアメリカの状況・・・日本の政治の醜態もひどいものだが、世界に目を向けても単純に「なぜ、こんなことになるのか」と疑問が浮かんでくる。

 そう、単純ではないのだ、この世の中は。善か悪かで括られないことがこの世の中にはあふれかえっている。「どう考えてもおかしい」と思うこと、「誰が聞いてもアウトでしょう」と思うことが、なぜか改善されることなくそのまま続いていくということが少なくない。そういったことには、色々な角度から検討し、他の人たちの意見に耳を傾け、それでもおかしいと思うことには、腹をくくって我慢強くそう意思表示していくしかない。あきらめたら、理不尽がはびこる。

 でも、そんな簡単に決められないことも世の中にはある。ある立場は「まちがっている」と思っても、ちがう立場からは「正義」であったりする。それは民族、宗教、長い歴史がからまると一筋縄ではいかない。だから、「わからないこと」は知ろうとすることが大事で、一つの見方だけで満足せずに、ちがう角度からの見方もきちんと知ることが大事だ。知らないままに、無視したり、批判したり、決めつけたりすることほど愚かなことはないのだから。