ワームムーン(ミミズの満月)🌕

 今夜の満月は、ワームムーン(ミミズの満月)という名がついているそうです。これは、春になって土の中からミミズが這い出てくる・・・そういうイメージだそうです。日本語の「啓蟄」と共通しますね。

 今朝は、少し迷って冬の間に来ていたコートを着て家を出ました。もちろんマフラーも巻いて。駅までは朝の冷たい空気もあって、違和感がありませんでしたが、学校に着く頃にはお天気もよく、気温も少しあがってきているようで、「冬のコートはもう終わりだな」と思いました。確実に、春が近づいてきていますね。

 学校は、一般入試=高校受験の準備に大忙しです。でも、それだけではなく、年度の締めくくりと、新年度の準備と、色々なことが交差するのがこの3月です。12月を「師走」と言いますが、私は、3月の方がよっぽど走り続けているように感じます。

 働き方改革。とても大事だと思います。時任三郎が「ジャパニーズビジネスマン🎵」なんて歌っていた(すみません、生徒の皆さんにはまったくわかりませんよね。調べてください!)あの時代には戻ったらだめだと思います。それはそうです。今はまだ混沌としているだけで、もう少し時間が経てば、うまく回っていくのかもしれません。でも今は、違和感の方が強いです。「時間外労働時間を縮減せよ」の号令と、そのための施策は、本当にこれで大丈夫でしょうか?客観的データは大事です。意識改革も必要です。だけど、一番大事なことは、やらなければならない仕事の量を減らすこと、ひとりひとりの時間外労働時間を減らすためには、本当に何が必要なのかを現場の声を聞いて、「お金がないから無理」とスルーするのではなく、その算段をすることではないかと思います。

 今、先生方ひとりひとりと面談をしています。一人ひとりの先生が、生徒のことを考えて、こんなことが必要とか、もう少し時間があればこれもできるんですけどとか、こういう風にやってみたらとか、本当に色々と考えたり、工夫したりしておられるんだなと改めて思います。そんな先生方一人ひとりにも、自分のための時間、家族との時間も大切です。でも、一日は24時間しかありません。

 教師という仕事をしている私たちは、やはり、生徒のことを考えて仕事をしています。当たり前ですが。でも、この当たり前のことを少しでも無理をせず、心身に余裕を持ってできる環境を整えることをやはり一番に考えないと、働き方改革という名の「新たな仕事」になってしまうのではないかと思います。言い過ぎでしょうか?