高等部3年 国語A班「物語に親しむ」

キャリア教育の観点 「楽しむ」-「余暇」-・一定の時間、落ち着いて過ごせる・好きなことや遊びを見つける

高等部3年国語A班の「物語に親しむ」は、授業の冒頭の10分間を使って動画で物語の視聴を通じて物語を楽しむことを目指しています。動画配信サービスで動画を見ることが好きな生徒やテレビなどでアニメを見ることが好きな生徒が多いですが、短い時間の視覚刺激を楽しむ傾向が強いこの班では、10分間視聴することは少し高いハードルだと言えます。授業では、Eテレの「おはなしのくに」という番組の動画を選ぶことで、物語の提示方法や映像のテイストを統一し、視聴後には、自分が好きな動画を選ぶ学習を必ず行うことで見通しを持って授業に参加できるように展開を固定しました。

前期に20話ほどの物語を視聴する機会を持ち、最後まで物語を楽しむことができる生徒、視聴よりも休憩することを選ぶ生徒、途中までは視聴できる生徒、逆に途中から見始める生徒など、その日の気分や動画の内容などで生徒の反応は異なるものの、動画視聴の10分間は離席せずに落ち着いて過ごすことができるようになりました。

後期からは、前期に視聴した物語の中からいくつかの物語を取り上げて、再度視聴しました。その際にに、物語を場面ごとの10枚程度のカードにし、そのカードをランダムに生徒に配り、映像とカードのの画像のマッチングを行って、物語の流れを場面の変化として認識する学習を行っています。

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