自然災害について考える

 11月29日(金)大阪教育大学で行われた東日本大震災をテーマにした講演会に参加しました。

講師は、東日本大震災において校舎屋上まで津波に襲われながらも、学校にいた児童全員が無事避難できた宮城県本吉郡南三陸町立戸倉小学校の校長だった麻生川敦氏。

 戸倉小では当初屋上に避難すれば津波からの避難はできるという想定でした。しかし、3・11の激しい地震の揺れ具合と津波警報発令の状況からとっさの判断で、高台への避難を決断。さらにその高台まで押し寄せそうになった津波を見て、さらに高いところにある神社に児童を誘導。

 マニュアルの重要性を強調されながらも、その点検・見直しと、マニュアルを超えた臨機応変の対応が求められることを語られました。

 私も校長として様々な判断をしますが、事前の情報収集に努め予見し、実際に事象が生起した際には迅速で多くの方が納得できるような問題解決方法の選択を臨機応変に行うことに徹したいと思いました。

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<この高台まで津波が押し寄せました(波が来ると言うより海面が上昇したという感覚だそうです)>