豊高のキャリア教育2019 No.14

 昨日(12月5日)PTA主催で2年生の保護者を対象とした進路講演会が行われました。

 入試制度が変わる今の2年生がどのように大学入試に向かい合えばよいのかを話をされました。

 豊高生は、志望校を高く定めそれに向かってチャレンジしていって大丈夫であると、勇気づけられるメッセージをいただきました。

 さて、本日(12月6日)の朝刊各紙では、「共通テスト 国語・数学の記述式問題導入延期か?」という記事が出ています。

 そもそも、今回、マークセンス方式の出題であったセンターテストが、共通テストに代わる内容の一つに、国語・数学に記述式問題を取り入れるという項目がありました。現在問題になっているのは、その採点の公平性が確保できるのかということで、年内には結論が出ると記事には出ています。

 さて、このことは受験生にとって影響はあるのでしょうか。私は影響はほとんどなく、心配は不要であると考えています。

 根拠は、三つあって、①最後はマークセンス方式で選択肢の中から記号を選ぶ問題であっても、その答えを出すプロセスには、記述式の要素があるので、受験生にとっては解答方法の変更はあまり影響がないこと。②普段の定期考査でも記号問題だけではなく、記述式(国語では論述問題、数学では結果だけではなく解法のプロセスも書く問題を行っています)を導入していること。③多くの生徒が共通テストの後にある大学独自の入試(いわゆる二次選抜)を受験し記述式の問題を解かなければならないこと。があげられます。

 記事には出ていませんが、共通テストの出題傾向が、センターテストに比べ「思考力」「資料を見て判断する能力」を問う出題が増えることが、受験生の対策としては大切なポイントになると考えています。豊中高校では、年明けの2月に、そのことを踏まえ共通テストに対応した模擬試験を受験することにしています。