3学期始業式

 今年の3学期は授業日数の確保のため、通常より4日早い1月4日から始まりました。

 始業式も集会形式は避け、引き続き放送により行ないました。

 校長の式辞は以下のとおりです。

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 みなさん、あけましておめでとうございます。
 今年は丑年です。子・丑・寅・卯・・・の十二支は、植物が循環する様子を表しているという説があります。「丑」は、2番目の干支であることから、子年に蒔いた種が芽を出して、成長する時期、いわば、まだ結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと作っていく基礎を積み上げていく時期と解釈できます。
 高校生という時期は、小中学生とは異なり、様々なことを自分で判断し行動力も広がる時期だといえます。将来、社会人になるためにコツコツと準備をする時期ともいえるでしょう。
これからの時代は、よく、「予測不可能なことに対応する能力」が求められる時代だと言われますが、そうであるからこそ「丑」のように地道に行動することの大切さを心に留めてほしいを思います。
 3年生の諸君は共通テストを間近にして、不安な気持ちの人もいるかもしれませんが、受験生は皆不安なのであって、あなただけが特別に不安であることはないのです。また、共通テストを初めて受けるのも、全受験生同じ条件ですから、安心して持っている力を存分に発揮してください。
 共通テストの自己採点後の話をします。自己採点の結果を見て志望大学を確定する人も多いと思います。その際、「この大学ならば、何点くらいの共通テストの成績が必要だ」というイメージを持っていると思います。しかし、それはあくまでも過去のセンターテストのデータから類推したものにすぎません。実際にこれから受ける共通テストの自己採点結果によっては、その点数が上がったり下がったりすることもあります。ですから、自分の点数が予想より良かった・悪かったということではなく、最新の自己採点を基に作られた資料を冷静に分析してください。
 体育館で行われる始業式では、その場で、1・2年生と3年生に向き合ってもらって、1・2生が3年生に激励の気持ちを込めて拍手をし、続いて3年生が1・2年生に感謝をこめて拍手をするというセレモニーを行ってきました。
 今日は向き合って拍手はできませんが、「激励」と「感謝」そして、今年1年が良い年となりますよう、合図とともに拍手をしてください。(拍手)
 以上で話を終わります。