暑い中、お待たせしました!

 この春、豊中高校に異動してきて、「バス通勤」を生まれて初めてしています。バスの定期を持ったのももちろん初めてです。そもそも、バスに乗るということがほとんどありませんでした。ですので、豊中駅前と豊中高校前の間を毎日バスに乗るのは、最初は少しどきどきしていました。4月のある朝は、豊中高校前で降りる人が他にいなかったようなのですが、いつもそこから乗ってくる人たちがいるので、必ず豊中高校前では留まると思っている私は、停留所に着いて、普通に降車しようと運転席のところまで行くと、運転手さんに「降りるなら、ちゃんと知らせてください!」と指導されました。そうなんや!と初めて知りました。

 そして、毎日乗っていて気がついたことには、運転手さんによって、車内案内などのアナウンスがぜんぜんちがうということです。停留所だけでなく、信号などで停止していて発車したりするたびに、頻繁に「発車します」や「お気をつけください」と言う人もいれば、ほとんどアナウンスのない人もいます。朝などは、あんまりアナウンスが頻繁だと「どうなの?」と思ったりする時もあるのですが(すみません!)、あんまり無言が続くと、「今日の運転手さんは無口だなあ」なんて、勝手なことを思ったりしていました。

 そして今日、山本駅へ「とぼとぼ」歩いて、暑さに少し疲れて学校に向かっていた私は、豊中駅に着いてバスに乗りました。午前中なのに、すでにギンギラギンの太陽です。すると、発車するときに、「暑い中、お待たせしました。発車します!」と運転手さんのアナウンスが。その後、停留所で留まって発車するたびに、「暑い中お待たせしました。」とバスに乗ってきたお客さんにアナウンスがありました。なんだか、暑さも疲れも忘れ、ほっとしました。「これぞプロフェッショナル!」と心の中で運転手さんに拍手を送りました。