【新宮さんと語り合おう】故郷とよなかから世界へ

 

本日豊中市立文化芸術センターで、本校8期で世界的アーティスト新宮晋さんを囲むトークイベントがあり、その第二部に自治会の2年生と1年生の生徒たちが登壇させていただきました。

 少し早く会場に行き、展示されている新宮さんの作品を鑑賞させていただきました。そこで初めて知ったのですが、新宮さんは、絵本やミュージカルも手がけておられました。

 第一部は、NPO政策研究所理事で、元豊中市副市長の田中逸郎さんの進行で、新宮さんと豊中高校17期の中川幾郎さん(帝塚山大学名誉教授・文化政策学会顧問)が、新宮さんの原点である故郷豊中市での少年時代のことや世界へ羽ばたいて行くまでのエピソードなどが語られました。

 第二部には、豊高生2名が加わり、新宮さんへ質問をし、それにお答えいただきながら、色々なお話をしてくださいました。生徒たちは、緊張しながらもがんばっていました。

 新宮さんが、若い世代に(その場にいた豊高生も含めて)発せられたメッセージがありました。

 『(自分は)届かないゴールを設定したことが天才だと思う。できないけれどやりたいことをゴールに設定することが大切。』

 伝えたいことをいつも心のど真ん中に置いて進んでこられたからこその言葉だと思いました。

 そして、新宮さんは今、これまで得たものをもとに新たな作品を生み出す時であると同時に、これまでやってきたことをシェアする人、理解して引き継いでいく人を育てたいと。ご自分も走りながら、バトンタッチゾーンでバトンを渡すべき相手を探しているとのことでした。

 予定の時間を延長しての2時間余りのトークショーは、とても豊かな時間でした。色々と心惹かれるお話をうかがうことができました。