のろのろ迷走台風6号🌀

 沖縄に大きな被害をもたらしている台風6号。週明けには西日本にも影響がありそうです。合宿や公式戦など部活動も予定がびっしりな来週なので、これだけ刻々と状況が変化しているなら、結局は月曜日の状況で判断しないといけないかなと思っていたところ、夕方に来週合宿を予定しているバレーボール部の顧問の先生から方針確認のメールがありました。気になる点を確認して、現時点ではその方針でOKとし、今後の状況の推移をみて月曜日にまた判断しましょうということになりました。早めに連絡をくださって、本当にありがたいなと思いました。

 部活動の顧問の先生方は、技術指導ができる方もそうでない方も夏は特に神経をつかいます。感染症のことも念頭において、熱中症、そして自然災害と注意しないといけないことがいっぱいです。私が顧問をしていた時のことを思い返すと、学生時代に自分がやっていたテニス部の主顧問をしている時は色々先が読めるので、まだましでしたが、サッカー部の主顧問をしていた時は、50人を超える部員とマネージャーの体調管理やけがの心配、技術指導ができないくせに生活態度や練習に取り組む姿勢に注意をしないといけない時の緊張感(という表現が一番あっていると思います)など、一生懸命でした。それでも頑張る部員たちをサポートしたい気持ちと、サッカーが好きだったので、なんとかやることができました。

 でも今は、感染症の心配に加え、熱中症も年々深刻になっており、そこに加えて自然災害の恐ろしさです。私が顧問をしていた頃は、夏の台風くらいでしたが、今は、命の危険を伴う大雨や暴風、竜巻などこれまでとは大きくちがいます。自然災害の被害という意味では、大阪はまだ被害が少ない方ですので、それが油断につながらないかといつも心配が絶えません。そんな中で、顧問の先生方は、経験豊富かそうでないかに関わらず、仕事に向かわないといけないのです。それを思うと、本当に頭が下がる思いです。

 そういうことを思う時に、管理職としてまだできることはあるだろうかと知恵を絞るのは当然ですが、それだけでは太刀打ちできない現実があります。やはり、負担の軽減のための人員の増加や休日のクラブ付き添いの特別手当の十分な配当など、もっともっと充実させないといけないのではないでしょうか。以前もここで書きましたが、働き方改革を進めるなら、時間外勤務時間を縮減するよう厳しく求めるなら、現場の先生方の努力に頼るだけでなく、「ひと、もの、かね」をもっと注がないと無理だと思います。8月下旬から二学期がスタートしますが、その時に必要な常勤や非常勤の講師がみつかっていない学校がたくさんあります。それは大阪だけではなく全国的に深刻だと報道されるようになってからどれくらいの時間がたったでしょうか。現場の力だけでは、そして都道府県のレベルでは解決できないことに対して、国が動かなければ、他に誰が何をできるのでしょうか!この国の教育の質を語るのなら、根本的なところを担保することが最優先ではないのかと思います。待ったなしのこの状況をいつまで続けますか?