PTA豊中DAY~午後の部②~📖

 進路講演会の第二部は、本校の進路指導部長から、様々なデータを示しながら、本校のこの春の卒業生の進路概況、2023年度大学入試、そして1・2年生が受験する新教育課程入試に関する情報などをご説明しました。

 

 

 この企画が持ち上がったときに、PTA役員の方々とも相談させていただいて、やはり学校からも「変化の激しい大学入試の状況」についてお話する時間も必要ではないかということになり、この第二部が実現しました。少し持ち時間が短かったので、駆け足にはなりましたが、熱のこもった説明をさせていただいたと思います。資料もありますのでじっくり見ていただけたらと思います。そして、何かご質問がありましたら、進路指導部まで遠慮なくお問い合わせください。

 世の中はものすごいスピードで変わっています。例えば、上に大学受験をしたお子さんがおられてもその時の情報が必ず通用する保障はありません。教員の間でも、もう20年くらい前に常識になっていましたが、3年間担任を持って卒業生を出して、その後次に担任を持ったときには、前の担任のときの進路に関する情報は通用しない、と。新しい情報を積極的にとりにいって、生徒たちに伝えなければいけません。いつまでも昔の、「とりあえず総合大学に行って、大学に入ってからやりたいことをみつけたらいい」なんていうことは、とっくに通用しなくなっています。今の時代は、大人の語る経験がそのまま次の世代の参考にはならないという現実があります。

 もちろん、変わらないこともあります。人生いつまでも試行錯誤です。これだ!と決めていても、新たに心に響くものと出会い、進路を変更することはいくつになってもあると思います。でも、決断を先延ばしにしているばかりでは、なんのプラスもないと言っても過言ではありません。まず、必死で考えて、心を決める。それに向かって進む。「なんかちがう」と思ったら、立ち止まって、考える。方向転換したほうがよいと自分の心が命じるなら、その声に従ってみるのもよし、やっぱりもう少し粘ろうとと踏みとどまるのもよし、です。いずれにしろ、自分で決断するしかないということは変わりません。でも、決断するときに、正しい情報、知識がなければ、自信を持って決断することができません。それは知識だけでなく、周りの声を聴くことも含みます。生徒の皆さんには、3年生になってからではなく、1年生、2年生のうちから、進路指導部に足を運ぶことをお勧めします。