大晦日

 仕事納めの夜に発熱し、熱は下がったものの微熱が続く・・・というような体調を言い訳に、大掃除も新年の準備もさぼりにさぼっています。恐らく人生で初くらいの体たらくです😅冬休みに読もうと思っていた「バイブル」も手に入らないまま、年越しを迎えてしまいます。その代わりと言ってはなんですが、文藝春秋の塩野七生さんのエッセイに触発されて、久しぶりに司馬遼太郎さんの「龍馬がゆく」を読んでいます。小学生の頃に初めて読んでから、時折読みたくなる小説です。

 2023年、生徒の皆さんにとって、どんな一年だったでしょうか?生きづらい思いを抱える時もあったかもしれませんね。それでも、ここまで一日一日過ごしてこれた自分のことを自分でちゃんと認めてあげましょう。そういう気持ちを持つことが、長い人生を生きていく上では、大切なことだと思いますよ。「今年もよくがんばった!」と。

 世の中の出来事は、日本も世界も明るい話題より、暗く、やりきれないことが多かったですね。そして、今も、たくさんの命が失われているという事実があります。私自身は、様々な出来事に対して、憤りを感じながらも、何ができるか、何をしているのかというと、形になることは何もなく、忸怩たる思いもあります。それでも、自分が今できることは、教育に携わる者として、生徒の皆さんに、世の中の出来事に関心を持ち、自分なりに考え、自分なりの意見を持つこと、そういうことを伝え続けることだと思っています。このブログをどれだけの人が読んでくれているかはわかりませんが、少しでもという思いでいます。

 さて、新しい年は、どんな年になるでしょうか。豊中高校に関わるすべての皆さま、一年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。