キャリア教育の観点「かなえる」ー「選ぶ・決める」ー「いくつかの選択肢の中から選ぶ」
A班では、五十音の音と文字のマッチング、シンボルの理解、因果関係の理解などを目指して、生徒たちに身近な動画配信サイトでの動画とサムネイルのつながりを利用した学習を行っています。
最初に、生徒たちは、ルーレットアプリで自分が選ばれるのを待ちます。順番ではなく、ランダムに自分の番がやってきます。電子黒板やプロジェクターで映し出されたルーレットは目にも楽しく、注視できる生徒も多く、選ばれることを期待できる生徒もいます。
選ばれた生徒は、机の上のモノクロのサムネイル画像から自分で選んで教員に手渡します。選ぶ行為が難しい場合は最初は一緒に渡すこともありましたが、繰り返すうちに手渡すことができるようになりました。選んだ動画のタイトルを教員が発表し、復唱をうながします。そして、選んだサムネイルの動画(1分30秒程度)をみんなで鑑賞します。大半の生徒がサムネイル画像と動画の関係を理解して動画を選ぶことできるようになりました。
文字とのマッチングを中心に行う生徒は、選んだタイトルの頭文字を強調したカードと文字のカードをマッチングを行います。
この展開で授業中に1人あたり2~3回の選択を行います。扱う文字は変わりますが、展開が変わらないので、生徒たちは見通しが立ち、落ち着いて授業に取り組むことができるようになりました。