職員人権研修実施

 先週の火曜日(12月8日)の期末考査の午後、職員を対象とした人権研修を行ないました。

 講師は、一般社団法人山口県人権啓発センターの川口泰司事務局長で、テーマは「『寝た子』はネットで起こされる!?~ネット時代の部落差別、人権教育の課題~」でした。

 部落問題に対する市民の率直な感覚から話は始まり、部落の歴史や部落差別解消推進法の成立、ネット社会でのデマやフェイクの拡散やリアル社会とのボーダレス化へと話は進み、ご自身の体験を踏まえ、いまだにネット上やリアル社会で差別事象が生起していることを訴えられました。

 ネット差別に対しては、「ネット上に差別投稿があれば削除通報をしよう」「良質なサイトをワンクリックして検索上位にしよう」といった具体的な行動を提案され、学校での「顔の見える人権学習」の必要性を強調されました。「顔の見える人権学習」で大事なこととして、「差別を克服するロールモデルから学ぶこと」「先生(学校)がマイノリティを受け止めるキャッチャーになること」「マジョリティはすでに特権を持っているという認識で」などを挙げられました。

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