【LASTまであと2回】能勢町・豊能町の皆様へ

 伝統ある能勢高校が大阪府の条例に基づき再編整備の対象となり、豊中高校の分校となることが決まったのは、わたしが校長に赴任した平成28年の秋でした。能勢分校の学校づくりは当時の能勢高校長が中心となって行なっておられ、わたしは、遠隔授業での連携で本校に何ができるかを思案していました。

 能勢分校の新入生の受入れが始まったのは平成30年4月からで、令和2年度からはすべての生徒が能勢分校の生徒となりました。その年をきっかけに、校長として中学校への学校訪問、府内の中学校長会への働きかけなど本格的に取組みはじめ、上森能勢町長をはじめ能勢町の職員の方々や能勢の高校を応援する会の方々とも協力しながら、府内遠方中学卒業生を受け入れる「里山留学制度」の設立に関わらせていただきました。

 また、豊能町の森田教育長にも窮状を訴え、豊能町立中学校での説明会なども開催していただきました。

 能勢分校の普段の教育活動は准校長の下、行なわれており、校長が直接関わる関わることはないのですが、入学と卒業を許可する責任と権限を有する校長として、今後も能勢分校の生徒が健やかに学校生活を送ることのできるよう、能勢町・豊能町の皆様にはどうか引き続きご支援をお願いいたします。

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