官民学連携!

 本校と豊中市が包括協定を結んでいることはこのブログでもお伝えしたことがあると思います。その豊中市とのご縁から、今年度、また新たなつながりが生まれました。それは、官民学連携の試み=豊中市とNECと豊高との地域創生プロジェクトです。今回は、2年生の文科の課題研究で、街作りに取り組んでいるグループが参加しています。

 そして、今日の6・7限目の課題研究の時間に、東京からNECの担当者の方とこのプロジェクトを応援してくださる一般社団法人リベルタ学舎の方々が講師として講義とワークショップをしてくださいました。担当の先生方や教頭先生と一緒に、私も見学させてもらいましたが、三人の方々が取り組んでおられることや、少し大雑把にまとめると、『今の時代を知り、これからの時代を想像し、長い人生をいかに楽しく生きていくか』(これが、今の中3生の50%が107歳以上生きるという話)を一人ひとりが考え、そして自分ひとりでなく、同じ思いの人と出会い、力を合わせて進んでいくことの大切さを伝えてくださいました。リベルタ学舎の代表湯川カナさんの楽しく、パワフルなお話の中で、「自分のやりたいことを言語化すること」という言葉がありましたが、これって本当に生徒の皆さんに必要なことだと思います。

 後半のワークショップは、出張に出るため最初のところしか見学できず残念でしたが、生徒の皆さんはどんなことが心に残ったでしょうか?また、少しでも心が動いたことがあったら、それを大事にしてほしいと思います。人生は長いかもしれませんが、「その一瞬」は、うっかりしていると自分のものとしてつかめないことがままあります。もちろん、なにもかもつかめるわけではなく、またつかむ必要もありませんが、自分が「あれ?」と心の動きを感じたり、何かひっかかったりしたことは、こだわって、追求してみてはどうでしょうか?思いもよらない出会い、ひらめき、つながりが生まれ、楽しく生きることにつながっていくかもしれませんよ。

 自分から一歩動くこと、その一歩を二歩、三歩と続けていくこと、ためらわずにアクションを起こすことが当たり前になれば、また人生は新しい景色を見せてくれると思うのです。達成感を得ることも、挫折感を味わうことも、どちらも経験しながら、進んでいってほしいと願っています。

 三人の講師の方々、本日はありがとうございました。次回も楽しみにしております。