【キャリア教育の観点】
「楽しむ」ー「やってみる」ー「いろいろな体験を通して、活動の幅を広げる。一緒に楽しむ。」
今年は昨年よりもたくさん水泳の授業がありました。
水泳は「泳げる」「泳げない」で大きく好き嫌いが分かれる単元です。「水泳が好きな人?」と問いかけると「大好きです」と嬉しそうに答える生徒もいれば、「苦手な人?」と問いかけても答えない生徒がいます。「嫌い?」と言葉をかけるとうなずくので「先生も嫌い!だって寒いから」と言うと顔が少し上がります。すかさず「あなたはどうして嫌いなの?」と問うと「水が嫌いだから」「泳げないから」など答えが返ってきます。「でも、すごく暑い日のプールは気持ちいいよ。プールが苦手な者同士仲良くがんばって入ろうね」と励まして水泳初日を迎えるように心掛けています。
3回目の水泳は7月7日だったので「たなばたプールびらき」(童心社 中川ひろたか:文、村上康成:絵)の絵本を読んで授業に臨みました。当日は「今日は織姫、彦星がプールに来てるかもね」「天の川に入ろう!」「天の川で泳ごう!」「天の川に潜ろう!」と言って少しロマンチックな水泳の授業になりました。
5回目、今年度の水泳の授業が無事終了しました。顔つけが苦手だった生徒も、初回よりは積極的に顔つけができるようになりました。何より多くの生徒が毎回「プール楽しかった!」と言ってくれました。泳げなくても、潜れなくても「暑い日のプールは気持ちがいい」ということは体験できたようです。