入学式

 

本日、第39回入学式が行われました。

360名の新入生が誕生しました。

制服の着こなしもまだぎこちないピカピカの1年生です。

「夢は大きく、志は高く!」

自分の可能性に挑戦する3年間にしていきましょう!

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平成26年度 第39回 入学式 式辞

 

今年は一足早く先日の合格者説明会の日に、新入生の皆さんをお祝いするかのように桜の花も満開になりました。満開の時期は過ぎましたが、まさに春爛漫のこの佳き日に、大阪府教育委員会地域振興課主任社会教育主事の田中隆博様をはじめ、後援会、PTAご来賓の皆様のご臨席を賜り、第39回入学式を挙行することができますことは、学校にとりましても大変心強く喜ばしいことであり感謝に堪えません。高いところからではございますが、ご来賓の皆様方には厚く御礼申し上げます。

さて、新入生の皆さん、入学おめでとうございます。昨年度から特に入試制度が変わり、前期・後期を通して、志望校の決定については、随分と悩み考え抜かれたのではないかと思います。皆さんは自らの意志で本校を志望し合格されました。今、皆さんの心の中には、さぞ晴れやかなそして希望に満ちた思いで一杯であろうかと思います。

 これからの高校生活を送るにあたり、「学校で何を学び、何を身につけるのか?」という問いに対して、常に意識をして考え続けてほしいことが二つあります。それは、「勤勉に努力することの大切さ」と「善悪の判断」を身につけほしいことです。

中学校や高校で学んだものが、実社会でそのまま使えるわけではありません。実社会に出てから、十代に一生懸命勉強したものは何だったのかと思うことが暫しあります。では、一体学校で何を学ぶのかというと、学校は「勉強の仕方を学ぶところ」と言っても過言ではありません。

本当の意味で、勉強するということは「仕事の仕方を学び、生き方を学ぶ」ということに繋がります。世の中に出て評価される仕事を成していくにはどうすればよいか、古い言葉になるかもしれませんが、身につけてほしいのは、「勤勉さ」と「善悪の判断」です。勤勉に努力する者は、世の中から認められ、また必ずや道が開けるということを知ってほしいのです。

突き詰めれば、実社会に出て、一人の人間として尊敬されるような人になること、言い方を変えると、世の中のため、人のためにお役に立つ人になることがとても大切です。

 学校で学んだことそのものズバリは役に立たないかもしれませんが、判断に苦しんだ時にそれが役に立つものの考え方、問題が起きた時の解決の仕方など、また、人間関係の結び方を身につけることが重要です。

また、生きていく上にあたって、これをして良いか悪いかの判断に迫られることはよくあります。その際に、感情的にならず、回りの状況を見ながら冷静に判断できる能力が求められるようになってきます。

一人ひとり「やれば出来る」力は持っていると思います。「やらなければ出来ません」「出来ない」のは、やらないからです。「出来ないから、やらない」ではなく、「出来ないからこそ、やる」のではないでしょうか。また、「善いことをすれば、善い結果が返ってくる」「悪いことをすれば悪い結果が返ってくる」と単純明解です。

努力をしてこそ成果が上がる、原因があって結果があるという「原因・結果の法則」がこれほど実感できる時期はほかにありません。

チャンスは平等に与えられています。1日24時間という時間はすべての人に平等に与えられています。しかし、その時間をどう過ごすのかはその人自身の問題です。その結果、一生懸命努力した人にはその分の成果が表れ、努力しなかった人には、それなりの成果しか表れません。「チャンスは平等に与えられ、結果は公平に与えられるのです。」努力精進している人を周りは見逃しません。そいう人のところに実はビッグチャンスが訪れるのです。

「努力をしても報われない。」という人がいますが、私はそうは思いません。努力したならば、それは何らかの形で必ず残っているのです。オール・オア・ナッシングということはあり得ません。「努力は決して裏切らない」という言葉を胸に刻んでほしいと思います。

サミュエル・スマイルズが著した『セルフ・ヘルプ(自助論)』という本には、努力は必ず報われると教えています。「天は自らを助く者を助く。」という格言の中に、すべてが包含されているように思います。自分自身を助けるというのは、よく自主自立して、他人の力に頼らないということです。自助の精神は、人間の才智が生まれてくるための根源です。そのことから推論すれば、自助の精神が具わった人が多ければ多いほど、その国、その社会は必ずや活力に満ち、強く盛んになるはずです。他人の援助を受けて成就したものは、その後衰退していくのが常です。

このように考えると、皆さんのこれからの3年間は、非常に重要な時期です。ただ、漫然と過ごすのではなく、授業はもちろん生徒会活動やクラブ活動などの自主的な活動の中で、各々が人間関係を築き、自助努力の精神を忘れないで一生命に励んでいただきたいと思います。

さて、保護者の皆さま、改めましてお子様のご入学を心よりお祝い申し上げます。今日まで限りない愛情を持って育ててこられ、時にはご心配やご苦労があったことと思います。お子様の高校生活が健康で有意義なものとなるよう教職員一同、教育に情熱を傾け邁進する覚悟でございます。私は、教育が人間を創ると信じている一人です。若い人たちに、夢とロマンと、精進、勇気の大切さを伝えていきたいと思っています。卒業までには、厳しいこと、つらいこともあるかと思います。そのような時、皆様方のあたたかいご支援ご指導が、何よりも生徒たちの励ましになると思います。生徒の皆さん一人ひとりが心身共に豊かに成長していくためにも、何卒ご支援を賜りご協力の程よろしくお願い致します。

 最後に、新入生の皆さんに次の言葉を紹介して結びにしたいと思います。

「学校という名の花壇に生徒という種をまき、絆という名の肥料をまく。するとそこには、友達という芽が出て、親友という葉がつき、友情という花が咲く。」

これは、以前にある生徒から教えてもらった言葉です。

新入生の皆さんが、この学校でたくさんの友情という花を咲かせ、自らも高い志を持って自助努力の精神を磨くことの出来る高校生活が送られることを心から期待して、式辞と致します。

平成26年4月8日

大阪府立東百舌鳥高等学校

                         校長 牧野 浩二

 

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