朝から、中庭でセミの大合唱です。(*^_^*)
中庭のツバキなどの低木をじっくり覗いてみると、セミの抜け殻があちこちに見ることができます。
これだけの数のセミが地中から這い出てきて一斉に鳴くと、この大合唱になるのは分かります。(*^_^*)
昔は、「アブラゼミ」が多かったのですが、最近は、羽の透明な比較的大きい「クマゼミ」が多く見られるようになりました。
ところで、セミは再生・復活の象徴として、昔から貴ばれていました。
中国では、地中から出てきて飛び立つセミは、生き返りの象徴として、玉(ぎょく)などをセミの姿に彫った装飾品が新石器時代から作られてきたと云われています。
また、西周時代には、地位の高い人が亡くなった時に、このような「玉蝉」を口に入れて埋葬し、復活を願う習慣が生まれたと云われています。
また、古代エジプトでは、復活・再生の象徴として、「スカラベ」という昆虫がいます。
日本では「フンころがし」と呼ばれているもので、動物のフンを丸めて自分の巣に転がす姿を、古代エジプトでは、天空を通って、太陽を転がす「太陽神ケベリ」と同一視していました。
ナイル川の氾濫が収まり、肥沃になった土地に、最初に顔出す習性から、復活・再生の象徴とされてきました。