2学期 始業式 式辞

²  日中の蝉の声から朝夕の虫の音にようやく変わってきました。

²  さて、今年の夏も生徒諸君のいろいろな活躍ぶりが報告されています。

²  先ずは、ダンス部が全国大会に3年連続で出場を果たし、その中で今年は、優秀賞を受賞しました。

²  おめでとうございます。(*^_^*)後ほど、生の演技を披露してもらうことになっています。

²  また、写真部の2年生有田さんが、全国高等学校総合文化祭茨城大会に出品し、文化連盟賞並びに奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。(*^_^*

²  そのほかにも、サッカー部、陸上部、ソフトテニス部等がたくさんの賞状を頂いてきましたので、後ほど表彰をしたいと思います。

²  野球部も夏の大会に善戦し、美術部も、天王寺の市立美術館で行われた高校展に出品をしました。

²  そして、オーストラリア語学研修で7人の皆さんが堺東高校の生徒さんとともに、無事に2週間の研修を終えて帰ってきました。

²  一人ひとりが、一回りも二回りも大きくなって帰ってきたような気がします。その成果を是非ともまたの機会に発表してくれることを期待しています。

²  まだまだ他にも紹介しきれないくらい、それぞれが頑張った今年の夏でした。

²  1学期の終業式で、「君たちには、無限の可能性がある。」「ダイヤモンドの原石を持っている。」「その原石を切磋琢磨して、如何に磨きあげるか。それは君たちしだい。」「しっかり磨いて、私の手元へ届けてほしい。」「君たちは、私にとっての宝です。」というような話をしたと思います。

²  この夏休みに、見事にそれに応えてくれましたネ。

²  一人ひとり流した汗が、ダイヤモンドのように輝いて見えました。

²  このように、頑張ったことは自信に繋がり、必ず将来の自分自身の財産になります。

²  いろいろな体験を通して、発見・驚き・感動を自信に繋げ、将来への「夢」と社会貢献出来るような高い「志」を持つ人間に育ってほしいものです。

²  さて、新学期を迎えるにあたり、皆さんに期待をこめて次の3点についてお話をしたいと思います。

²  1 夢に日付を入れる

²  「夢は見るものではなく、叶えるものだ」とよく言われますが、夢を叶え、そして形にするためにはどうすればよいでしょうか。

²  それは、夢に日付を入れることです。日付を入れると夢は目標に変わります。

²  目標ができると、いつまでに何をしなければならないかと言うことが見えてきます。

²  期限が決まるとやることも決まってきます。

²  計画をたて、行動に移します。行動に移すことによって、そこに成果が表れてきます。

²  「夢なきものに目標なし。目標なきものに計画なし。計画なきものに行動なし。行動なきものに成果なし。」

²  「夢をあきらめずに頑張ってきて良かった」と勝った人の共通した言葉通り、「夢があれば目標ができる。目標があれば計画ができる。計画があれば行動ができる。行動があれば成果が出せる。」

²  <夢、目標、計画、行動、成果>のサイクルができあがります。

²  2 努力し続けることの大切さ

²  志とは目標を高く掲げ、努力し、成し遂げることです。高い志とは、自分の力で目指すことができる「より高い目標」のことです。

²  高い志をもって、頭脳を磨き、心を磨き、体を鍛えつづけてもらいたいものです。経営学者ドラッカー氏は『知識は絶えず磨かれ鍛えられ、育まれなければならない。怠れば衰退あるのみ。』といっています。

²  努力することは地道なことです。地道な努力こそが、より美しく、より大きな花を咲かせることになるのです。詩人で書家の相田みつをさん の詩に、次のようなものがあります。

²  「花を支える枝  枝を支える幹  幹を支える根  根は見えねえんだなあ」

²  美しい花には、枝や幹や根の、目に見えない生命の営みがあるのです。

²  根が栄養を吸収して、立派な幹を育み、枝を育み、花を咲かせる。

²  根の営みの見えない地味な活動が、花にとっては欠かすことができない。

²  根の営みのような努力こそが目標を達成するために大切です。

²  これからの学校生活で学習活動に、部活動に、ホームルーム・生徒会活動の何事に対しても粘り強く、つねに目標を高く掲げ、挑戦し続けてもらいたいものです。

²  3 言葉を大切に

²  言葉は、言霊ともいわれます。

²  言霊とは日本で「言葉に宿ると信じられている霊的な力」の事です。

²  声に発した言葉が、何らかの影響を与えると信じられていて、いいことを言うと、いいことが、悪い事を言うと、悪い事が起きるとされています。

²  一旦、口から出た言葉は取り返しがつかない事にもなります。

²  言葉一つで、嬉しくなったり、悲しくなったりするものです。

²  自分はそんなつもりはなくても、何気ない言葉で、人を傷つけたりすることがあります。

²  逆に、ある人の言葉のお陰で、人生が変わったという例もあります。

²  良い言葉を口にするよう心がけましょう。

²  「ありがとう」という感謝の言葉を口にするよう心がけましょう。

²  「おめでとう」という祝福の言葉を口にするよう心がけましょう。

²  そうすれば、人間関係もきっとうまくいくでしょう。

²  おわりに、「当たり前のことが当たり前にできる」という平凡な日々こそが幸せであり、不自由なく送れることに感謝したいものです。

²  そして、学業に専念できることは、この上ない幸せだと思います。これを自分だけのためだけではなく、恩返しをするつもりで、学校生活を充実させ大きく飛躍することを期待しています。

 

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