日本最古のダム式ため池、狭山池の土木遺産をそのまま保存・展示をしている大阪府立狭山池博物館。
狭山池の改修には、奈良時代の行基、鎌倉時代の重源、江戸時代の片桐且元など歴史上の有名な人物が携わってきたということです。
1400年の歴史が重なる堤、水を取り出す桶、堤の滑りを防ぐ木製枠工などの土木遺産には、各時代の知恵と工夫が活かされていたということがよくわかる展示内容になっています。
本校がある地名の由来でもある「土塔」も行基菩薩と縁(ゆかり)があります。
その博物館の特別展示室で、素敵な出逢いがありました。
今回の「高校生の芸術展」で、大変お世話になった博物館学芸員の浜地さんのご紹介で、狭山池さくら満開委員会の武田会長様、画家で大阪狭山美術協会の小川会長様、写真家で大阪芸大の小川先生とお逢いすることができました。
皆さん、こよなく大阪狭山市を愛されている方ばかりで、いろいろなお話を伺うことができました。
その中で、地域に開かれた博物館にという趣旨のもと、今回の「高校生の芸術展」が開催できたことに、改めて感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
また偶然にも、絵画・写真・書道の専門家が集まり、芸術談義に花が咲き、愉しいひと時を過ごさせていただきました。
素敵な出逢いが、ご縁となって、今後ともよろしくお願いしたく存じます。
ちなみに、2016年には、狭山池生誕1400年祭りがあるそうです。
「治水」と「かんがい」という土地開発の歴史を、未来に継承する狭山池博物館
< 袖振り合うも多生の縁 >
現在の狭山池。池の周りには桜の木がいっぱい植樹されています。