見事な 皆既月食

昨日の「皆既月食」を楽しみにしていた人も多かったと思います。

私もちょうど学校を退勤するときに、「部分食」が始まったところでした。

家に着いた時には、「皆既食」のクライマックスである「食の最大」になった頃でした。

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上の写真は、「部分食」の始まりです。下の写真は、「部分食」の終わりころです。

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皆既食では、月が本影の中に完全に入り込みます。

しかし、皆既食中の月は真っ暗になって見えなくなるわけではなく、「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に見えます。

その理由は?以下に「国立天文台」のHPから引用します。

「地球のまわりには大気があります。太陽光が大気の中を通過する際、波長の短い青い光は空気の分子によって散乱され、大気をほとんど通過することができません。一方、波長の長い赤い光は散乱されにくく、光が弱められながらも大気を通過することができます。これは、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。また、大気がレンズのような役割を果たし、太陽光が屈折されて本影の内側に入り込みます。このかすかな赤い光が皆既食中の月面を照らし、月が赤黒く見えるのです。」

皆既食中の月が赤く見える理由の説明図

<※国立天文台 天文情報センターより>

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