3学期 始業式!

平成28年度 3学期始業式 式辞

新年明けましておめでとうございます。校長の牧野です。

いよいよ平成29年の歳が明けました。皆それぞれに希望を胸に新しい年を迎えたことと思います。

今年も又、「干支にまつわる話」と「授業でスマホを活用」について話をしたいと思います。

今年の干支は酉(とり)ですが、十干では「丁」と、十二支で10番目の「酉」を組み合わせた「丁酉(ひのととり・テイユウ)」という歳になります。

「丁」は、釘の頭、のち釘を横から見た形にかたどります。釘の原字。

「酉」は、酒を醸す壺の形にかたどり、ひいては酒の意を表します。のち借りて十二支の十番目に用いました。

では、酉年はどんな年だと言われているでしょうか。酉年の次は戌年ですね。猿と犬は嫌煙の中と言われるので、鳥が仲を取り持ってくれる年だと言う人もいます。

また、鳥は取り入れるということで、商売繁盛や学問成就になる年だとも言われています。

そこで、みなさんにとって学問成就が達成できるように、今年も是非、飛躍の歳にしてほしいと思っています。

さて、授業のスタイルも昨年度と随分と変わってきているという話を以前にしました。

そして、授業の最初の「めあて」の確認と、授業の最後の「振り返り」をすることで、より授業の内容と自分がなすべきことがはっきりしてきたことと思います。

また、授業の最初の小テストで、「QUIZZIZ」というアプリを使って、スマホを活用した授業を実践して下さっている教科もあると思います。

3学期には、さらに「振り返り」でノートやプリントに記入していた事柄を、スマホを使って入力し、そのデータを蓄積していくという実験的な試みも実施していく予定です。

この取り組みは、より一層、みなさんの学習活動の支援に力を入れたいと考えているからです。

具体的には、みなさんがもっと自主的・主体的に授業中の学習を進めていく支援をしたいと思っています。

例えば、「授業中に知りたいと思ったことをもっと詳しく、すぐに知ること」や、「発表する際の資料の作成をもっと簡単に行うこと」、そして、「学んだ内容をしっかり記録しておくこと」などです。

このような活動の際に、スマートフォンがあれば、みなさんの学習活動・授業の内容を、より深め、より意味のあるものにできるのではないかと考えています。

高校生の90%以上がスマートフォンを持つ時代になりました。

政府は、「2020年代には、学校の授業において、生徒が持っているスマートフォンなどを活用した授業を全ての学校が行えるようにする。」という方向性を打ち出しました。

みなさんが創っていく、これからの時代に求められる力は、スマートフォンをはじめとしたICTを活用して、答えのない問題を解決していく力です。

この「問題解決」の際にスマートフォンをうまく活用することがみなさんならできるはずです。期待しています。

そこで、スマートフォンを授業で活用したいと考えています。

遊ぶための道具ではなく、学ぶための道具として使うためには、必要な時・必要な機能以外は授業中に使用しなくても良いと考えています。

授業をより良いものにしたいと思って使うのであって、決して注意をするために使いたいとは思っていません。先生の指示をよく聞き、授業がより良くなるよう、一緒に協力してくださいね。

しかしながら、スマートフォンを持っていない方も、もちろんいると思います。スマートフォンを持っていないことは決して悪いことではありません。

授業でスマートフォンを使う際には、学校が持っているタブレットを貸し出そうと思っています。持っていない方は教えてください。

また、通信制限にかかってしまった人も同様に、学校が持っているタブレットを貸し出そうと思っていますが、学校が持っているタブレットの台数は限られています。

なるべく持っていない人に優先的に貸し出したいと考えています。スマートフォンを持っている人は、授業で使う際に備えて、通信制限にかからないような工夫をするなど、協力してもらいたいと思っています。お願いします。

東百舌鳥高校の先生たちは、みなさんの「無限の可能性」を信じています。

できることを最大限に引き伸ばしてあげたいと考えています。もっと学ぶ楽しさを感じてもらいたいと思っています。

先生と生徒がともに創り上げるものが「授業」です。授業が、さらに楽しく、さらにみなさんにとってさらに意味のあるものになるよう、今回のスマートフォン活用Projectをすすめていきたいと思っています。

はじめての取り組みなので、慣れないこともあると思いますが、一緒にこの取り組みをすすめていきたいと思っています。

ところで、二学期の終業式の折に、「ひな鳥から、大鷲に!」という話をしましたが、覚えていますか?

式が終わってから、教頭先生から、次のようなお話を伺いました。

昔、プロ野球に「南海ホークス」というチームがあり、難波駅の「南海パークス」のある所に、球場がありました。2軍の選手は、中百舌鳥にあった球場で試合をしていました。

そこで、2軍の選手たちに、小さい「モズ」から「大鷹」に成長するように、早く2軍から1軍に上がれるようにと激励されたということです。

皆さんも「ヒガモから、大鷹に!」になって、大きく羽ばたける年になるよう期待しています。

また、新年が明けた5日に、吹奏楽部のみなさんが、新年の挨拶に校長室を訪れてくれました。「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」の元気な声のおかげで、部屋がいっぺんに明るくなりました。

また、陸上部のみなさんは、「走り初め」を百舌鳥八幡宮までしてきたそうです。その後に、顧問の先生が「おぜんざい」を振舞ってくださったとのことで、私にまでお相伴に預かりました。

私にとっては、最高のお年玉となりました

今年一年が、皆さんにとって、素晴らしい歳になることを祈念しています。

それでは最後に例の「合言葉」で終わりましょう。

今回はさらに付け加えて、「最後まで、諦めないで!」「Never give up !」

「やれば、出来る!」「You can do it !」

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