着任式&始業式

いよいよ、平成29年度の新学期が始まりました。

今日の午前中は、着任式と始業式が行われました。

着任式では、私を含めて7名の先生方をお迎えし、生徒の皆さんに紹介しました。

引き続き、1学期の始業式を行いました。 着任式と始業式の様子は、のち程、紹介いたします。

私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。

平成29年度 第1学期 始業式 式辞

 皆さん、おはようございます。このたび、牧野 校長先生からバトンを引き継ぎ、校長として、着任しました 石田です。春休みは有意義に過ごすことが出来ましたか。さきほどの 着任式で紹介しました7名の新しい教職員、さらには、午後に入学許可をする第42期生320名を加え、平成29年度が始まりました。

 さて、皆さんは、13年後の2030年の社会をイメージしてみたことがありますか?

 アメリカ合衆国やイギリスの研究者が、次の様な予測をしています。

「2011年にアメリカ合衆国の小学校に入学した子ども達の65%が、大学を卒業する2027年には、今は存在していない職業に就くだろう」

「今後10年から20年程度(2034年)で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高いだろう」

「2045年には人工知能が人類を越える「シンギュラリティ」に到達する」

このよに、変化が激しく、予測困難なグローバル社会で求められる「21世紀型スキル」は、異なる文化・価値観をもった人びとを理解し、好ましい関係を築きつつ、習得した知識・技能を活用し、次々に出現する新しい状況に対応して、自ら考え判断し行動する能力です。これは、まさしく、東百舌鳥高校が、充実した学習環境のなか、先生方が取組まれている「ICT」を活用したアクティブ・ラーニング型の授業、「自他敬愛」「ピア」の心を持ったグローバルリーダーの育成で、はぐくまれる力です。

では、新しい学年が始まるにあたって、2点話をします。

 一点目は「より良く学ぶ」ということです。

 授業を通して、今まで知らなかったことに対する理解を深めることはもちろんですが、皆さんが生きて行くこれからの社会は、必ず正解がある問題ばかりではありません。答えが簡単に見つからない、答えがないような問題に出会うことがあるかもしれません。そのような問題の最善の解決方法を見つけるためにも、学校で学ぶ教科・科目の基礎・基本の知識や技能をしっかりと身につけ、指示された事や与えられた課題をすることだけに満足せず、自ら考えたり、質問したりして積極的に学習に臨む意欲を持った「学び」をしてください。

 二点目は、「互いを思いやり、高め合う友人をつくる」ということです。

 本校の校訓「自他敬愛」の精神「ピア」の心をはぐくみ、自分にないものを友人から学び、さらに自分を向上させてください。

 3年生の皆さんは、進路を定める大切な1年です。自己実現に向けて目標をしっかり定め、1日1日を大切に、授業・学校行事・部活動に、東百舌鳥高校での最終学年を悔いの残らないように過ごしてください。

 また、2年生の皆さんは、高校生活にも慣れて、中だるみを感じることがあると思います。また、学校祭では、3年生の力を借りることが多々あるかもしれませんが、学校の中心学年としての活躍を期待しています。

 今日の午後、皆さん方の後輩となる第42期生がいよいよ入学してきます。

 東百舌鳥高校の良き伝統・良き校風を学校行事や部活動などの場において、言葉だけでなく、行動で示してあげてください。

 この1年間も皆さん方一人ひとりが、充実した高校生活を過ごし、 健やかに成長する年となることを願って、年度初めの挨拶とします。

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