オーストラリア語学研修ブログで報告がありましたように、本日、午前8時半過ぎに、全員元気に関西国際空港に帰ってまいりました。これからの高校生活の大きな糧になると思います。是非、研修の経験を活かしていってもらいたいと思います!「おかえりなさい!」
第2回目は、「大学入学者選抜改革」の「AO入試」「推薦入試」について。
先ず、実施時期についてもう一度確認します。東百舌鳥高生で言うと、43期生(現中学3年生)からが「大学入学者選抜改革」に、47期生(現小学5年生)からが「高等学校教育改革」(新学習指導要領による教育課程)に該当します。
「一般入試」(「一般選抜」)のみならず、「AO入試」「推薦入試」のあり方も見直されます。一部のAO入試や推薦入試について、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を問わない性格のものとして受け取られ、本来の趣旨・目的に沿ったものとなっていない面があり、入学後の大学教育に円滑につなげられていない、ということが見直しの理由として挙げられています。
(1)「AO入試」(「総合型選抜」に名称変更)について
① 現行の実施要項にある「知識・技能の修得状況に過度に重点をおいた選抜とせず」との記載を削除し、調査書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法等又は「大学入学共通テスト」のうち、少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
「各大学が実施する評価方法等」とは、例えば、自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法(小論文等)、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など、とされています。
② 志願者自らの意思による公募制という性格にかんがみ、本人の記載する資料(活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書等)を積極的に活用する。
③ 出願時期は9月以降(現行:8月)、合格発表時期は11月以降とする。
④ 改善策を講ずることを前提として、募集人員には制限を設けないこととする。
(2)「推薦入試」(「学校推薦型選抜」に名称変更)について
① 現行の実施要項にある「原則として学力検査を免除し」との記載を削除し、調査書・推薦書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法等又は「大学入学共通テスト」のうち、少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
「各大学が実施する評価方法等」とは、例えば、自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法(小論文等)、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など、とされています。
② 校長からの推薦書の中で、本人の学習歴や活動歴を踏まえた「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関する評価を記載すること、及び大学が選抜に当たりこれらを活用することを必須化する。
③ AO入試(「総合型選抜」)との関係も考慮し、出願時期は11月以降(現行通り)、合格発表時期は12月以降とする。
④ 現行と同様、「学部等の募集単位ごとの入学定員の5割を超えない範囲」とする。(短大についてはこのルールを適用せず、現行と同様に、各短大が適切に定めることとする。)
7月13日に文部科学省から発表された「高大接続改革の進捗状況について」には、調査書や推薦書、提出書類等の改善(見直し)についても記されています。
その話は次回、紹介させていただきます。