本日の朝刊に「大学入学共通テスト 平成29年度試行調査」の問題が掲載されました。試行調査は11月に、英語を除く5教科11科目について行われ、全国約1900校・延べ約18万人の高校2、3年生が参加しました。
注目していただきたいのは、マークシートの選択式問題で、「思考力」「判断力」を問う問題(知識を覚えるだけでは解けない、知識を理解し、活用できる力を問う問題)が出題されています。
大学入試センターHP 平成29年度試行調査_問題、正解表、解答用紙等 より(http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html)
センター試験は、国公立大学のみならず、私立大学も様々なセンター試験利用型の入試を行っています。四年制大学を志願している人は、センター試験を活用する方法も、受験方法の選択肢のひとつとして考えても良いと思います。
また、7月13日に文部科学省から発表された、「高大接続改革の進捗状況について」では、
(1)「総合型選抜」(現行、AO入試)について
① 実施要項上の「知識・技能の修得状況に過度に重点をおいた選抜とせず」との記載を削除し、調査書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法等又は「大学入学共通テスト」のうち、少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
1 例えば、自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法(小論文等)、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など。
(2)「学校推薦型選抜」(現行、推薦入試)について
① 実施要項上の「原則として学力検査を免除し」との記載を削除し、調査書・推薦書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法等又は「大学入学共通テスト」のうち、少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
2 例えば、自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法(小論文等)、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など。
とされています。
AO入試・推薦入試を受験する人も「大学入学共通テスト」を意識しておく必要がありそうです。
東百舌鳥高校の授業で先生方がよく取り入れておられる「グループワーク」や「ペアワーク」などのアクティブラーニング型の授業で身につけた力が有効となります。