平成29年度 第3学期 終業式

本日、16日、平成29年度 第3学期 終業式を行いました。

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私からの式辞の後、写真部・ダンス部・美術工芸部・女子バスケットボール部・女子ソフトテニス部の皆さんの表彰式を行いました。

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終業式では、私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。

平成29年度 第3学期 終業式 式辞

皆さん、おはようございます。校長の石田です。

皆さんにとっては、この一年間はいかがでしたか。楽しく有意義な高校生活を過ごすことが出来ましたか?今日こうして皆さんの元気な顔を見ることができて嬉しく思います。

今日は2つのことについて話をします。

一つ目は、12月に回答をしてもらった「学校教育自己診断」の結果についてです。

約8割の生徒・保護者の皆さんが「学校に行くのが楽しい」と肯定的な評価をしてくださいました。さらに、卒業した3年生の皆さんの「今チャレンジしている進路は第一希望である」の肯定率が9割もありました。いずれも学校として大変うれしく思っています。

1・2年生の皆さんも、新学年に向けて、是非、高い志をもって第一希望の進路を実現できるよう決意を新たにして欲しいと思います。

二つ目は、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・スピードスケート女子500メートルで金メダルに輝いた小平奈緒さんの話です。「五輪3連覇」をかけた韓国の国民的英雄 李相花(イ・サンファ)選手との友情が世界中に感動を与えてくれましたが、今日、お話ししたいのは、今から約9年前、2008年12月の話です。

「私を雇ってください。」

長野・エムウェーブでの練習の帰り、小平選手を取材していた新聞記者に彼女が語った言葉です。

小平選手は、スケート強豪校ではなく、スケート部のない高校に進み、同好会で活動し、実業団の誘いを断って大学へ進みました。

当時、信州大学教育学部4回生。将来は「先生になってスケートの楽しさを伝えたい」という夢をもちながらも、長野で競技を続けることを選択しました。しかし、4回生の冬になっても就職先が決まらず、「私、自分で滑って、自分で記事を書きます」と記者におどけてみせたそうです。

卒業時も就職は決まらず、治療やリハビリをした縁で、松本市の相沢病院に採用されたのは4月半ばだったそうです。競技への一途な思い、その情熱を受け止めてくれる職場が見つかり、才能が開花しました。2010年バンクーバー冬季オリンピックでは団体パシュートで銀メダル。ソチではメダルを逃し、単身オランダに留学、力をつけ、平昌(ピョンチャン)の金メダルにつながります。

高い志をもち、どんな逆境にも耐え、「夢」を追い続ける姿。その直向きさが感動を生みます。

皆さんも、新学年では、お互いに、感動を与え合えるような1年にして欲しいと思います。

明日から約3週間の春休みに入ります。休み中の留意事項については、プリントが配布されますので、よく読んでおいてください。けがや事故のないように過ごし、新たな気持ちで4月9日の始業式には元気な顔を見せてください。

(平成30年2月18日付け『朝日新聞(朝刊)』の記事を参考にしました)

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