『教育PRO』 に本校の取組みが紹介されました!

17日・19日のブログでこの夏の活躍をお伝えしたサッカー部・陸上競技部の皆さんが暑さの和らぐ朝に練習で汗を流しています。

教育情報の専門誌『教育PRO』2018.7.3号・8.7号の「シリーズ 学校最前線」に本校の取組みが紹介されました。寄稿は、本校情報科非常勤講師で、大阪府立大学・畿央大学・帝塚山学園大学でも非常勤講師をされておられる 稲川 孝司 先生によるものです。稲川先生は、平成20年度に本校に赴任され、定年退職後、再任用5年満了で、私が着任した平成29年度からは非常勤講師を務めていただいています。まさに、東百舌鳥高校のICT教育実践の屋台骨を築いてこられた先生。今年度は、情報科の非常勤講師とともに、学習指導室・トータルプラン推進室に学識経験者として参加していただいています。

 

『教育PRO』2018.7.3号では、日本教育工学協会 学校情報化優良校に再認定された取組みについてまとめられています。平成27年に大阪府立高校としては初めての「学校情報化優良校」に認定されて3年間が過ぎ、今回申請して再認定を受けました。

『教育PRO』2018.8.7号では、国立教育政策研究所(教育関係の国立の研究機関が他にないため「国研」と略します)教育課程研究指定校に選定された取組みについてまとめられています。

国研の研究指定校事業は、「学びに向かう探究学習」の研究・開発及び評価です。 概要を紹介します!

グローバル化が進展する21世紀は、知識や人材が国境を越えて移動し、めまぐるしく移り変わる知識基盤社会です。とりわけ、2020年から2030年の社会は、IoTやビッグデータ、AIを始めとする技術革新が一層進展し、社会や生活が大きく変わっていく「超スマート社会 (Society5.0)」となることが予想され、そこでは、高校・大学を卒業してから仕事へのトランジションが従来のように機能しなくなる現実が待ち構えています。

 高等学校学習指導要領改訂のポイントを踏まえ、「総合的な学習の時間」から「総合的な探究の時間」への移行措置に係る「学びに向かう探究学習」の研究・開発を推進し、「21世紀型スキル」発現の機会をつくり、生徒の主体性・資質・能力を育成していくことを研究開発の目的としました。

「学びに向かう探究学習」での学びを通じて、SDGs(持続可能な開発目標)を自分の問題として捉え、目標達成のために他者との協働を拡げていきたいと考える生徒、及び、高い志をもって希望する進路実現のために頑張ろうと考える生徒の割合(マインド・セット)を7割とすることをめざしています。

2015年に初めて実施された「協同問題解決能力調査」では、15歳における「グループの中で、他人と協力をして問題を解決する」力が、OECD(経済協力開発機構)加盟32カ国で、日本はトップであり、同時に実施したアンケートで「人の話をよく聞く」「ほかの人が興味を持っていることに気を配る」などの質問に肯定的な答えをした生徒の得点が高い傾向にあったことがわかってきました。SDGsに基づく関心領域について、仲間との協働による「探究学習」を通して、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという課題を、自分たちなりの視点をもって深く調べ、適切な仮説を立て、自分たちなりの筋道の通った意見を他者にプレゼンテーションできる生徒集団を育成していきます。

「学びに向かう探究学習」において、コンピテンシーがどのようにはぐくまれるのかの検証には、生徒一人ひとりの形成的な評価が不可欠です。総括的評価のみではなく、「「e-Portfolio」「東百舌鳥Styleピア・マインドセット」「東百舌鳥Styleグローバル・マインドセット」「東百舌鳥Styleグロース・マインドセット」等を通じて、生徒一人ひとりの多様な学びを形成的に評価できるよう研究・開発を進めています。

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