2学期終業式

本日、21日、9月4日台風21号による休校措置の振替授業終了後、2学期の終業式を行いました。

私からの式辞の後、SHSなかじょまちづくりミーティーングに参加した皆さんから「油断大敵!身近な危険 自分のための交通ルール~想像してみてください~」のプレゼン、1年生 「学びに向かう探究学習Ⅰ」 プレゼンテーション代表大会優勝チーム(山崎くん・山村くん・中村くん・橋本くん・森本くん)、伊藤園新俳句大賞「佳作」(南くん・馬場さん)、高校生明日への一言コンテスト「松楳園賞」(横田さん)、女子ソフトテニス部(大石さん・池田さん)、書道Ⅱ選択生(山田さん・山口さん)、書道部(山下さん・柏倉くん・中村さん・濱田さん・四方さん・荒川さん・熊本さん)、写真部(池上くん)の皆さんの表彰式を行いました。

※ SHSなかじょまちづくりミーティーングとは、精華高等学校(S)、東百舌鳥高等学校(H)、大阪商業大学堺高等学校(S)に通学する女子生徒で構成され、大阪府西堺警察署・堺市中区役所自治推進課の協力のもと、登下校時の防犯対策及び交通安全対策などを女子生徒の視点で企画・立案する会議のことです。

 002.jpg 003.jpg 004.jpg 005.jpg 006.jpg 007.jpg 008.jpg 009.jpg 010.jpg 011.jpg 012.jpg 013.jpg     

終業式では、私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。

平成30年度 第2学期 終業式 式辞

皆さん、おはようございます。校長の石田です。

今学期も、文化祭や修学旅行などの学校行事を通じて、皆さんの素晴らしさをたくさん見せてもらいました。ありがとうございました。

2学期の始業式で、「集団づくり」を通じて「成熟した集団として仲間とともに育っていく」ことの大切さを話しました。クラス・学年・部活動そして学校のなかで、仲間とともに育った2学期であったでしょうか?

平成27年6月19日、公職選挙法等の一部を改正する法律が公布され、平成28年6月19日より施行されました。本校でも、「政治的教養を育む教育」を推進しています。来年は参議院議員選挙、大阪府議会議員選挙を始めとする統一地方選挙が行われます。また、大阪府知事を始めいくつかの市長・町長の任期満了となり選挙が行われます。

今日は政治と選挙の話をします。

ある講演会の場で、政治学を専攻する大学生たちが「私は選挙に行かない。だって一票入れようが入れまいが政治なんて変わらない。」「僕らがたった一票を投じることで、果たして何が変わるんだろう? 政治を勉強すればするほど、それで世の中が変わるとはとても思えない。」と話しているのを聞き、講師として招かれていた株式会社Voice Japan代表取締役の高橋茂氏は、後日、その学生たちに、次のように答えたそうです。

「君たちの言う通りだ。君たちみたいな若者の1人や2人、選挙に行こうがいくまいが、政治なんてこれっぽっちも変わらない。国政政党には組織票という強大な集票力があり、君たちみたいな無力な若者の一票なんて、何の力にもならない」

しかし、「でも──」と付け加えました。「それでも、君たちは選挙に行くべきだ。なぜなら、君たち自身が変わるからだ。投票に行けば、その夜の選挙速報から見方が変わる。翌日からは新聞やネットニュースの読み方が変わるだろう。そうすれば政治だけじゃなく、経済や国際情勢まで、見方・考え方が変わる。もちろん大学での勉強の仕方も変わるだろう。自分の暮らす地域の自治と行政、それに対する政治の関わり方にも関心が湧くはずだ。」

「すると、自ずと、自分の人生に対しても今より真剣になる。やがて結婚し、子どもを持ったらどうなるか? それを考えれば、社会保障から税金、さらには憲法や安全保障にだって関心を持たざるをえなくなる。これから3年、5年、10年と、毎回必ず選挙に行ってごらん。そのとき、君たちは今とはまったく違った人間になっているはずだ。そうやって君たちのような若者が1人、また1人と社会に関心を持ち、みんなが変わったとき、政治は初めて変わる。世の中が変わるんだよ」と。

いよいよ、今年も終わりです。「仲間と分かち合えた幸せな時間」をふりかえり、自分を励まし、支えてくれた皆さんに、感謝の気持ちをもって、新年を迎えてください。

来年が皆さんにとって佳い年でありますようにお祈りし、2学期終業式のあいさつとします。

1月8日の始業式には、元気な顔で登校して来てください。

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30