第41回 卒業証書授与式

本日、第41回卒業証書授与式を挙行しました。

     

玄関横の「しだれ梅」が、まさに満開です!41期生の卒業式に、文字通り花を添えてくれました。「感謝!」

午前10時。平成30年度 第41回 卒業証書授与式の開式です。

卒業生入場 ご参列の皆さま、先生方の拍手に迎えられ卒業生が入場しました。

 

卒業証書授与。

   

校長式辞 式辞の内容は文末に掲載いたします。

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送辞 卒業する先輩たちへの想いがよく伝わる内容でした。

答辞 東百舌鳥高校への心のこもった感動的な内容に目頭があつくなりました。

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卒業生 退場  41期生の皆さん、卒業おめでとうございます!

 

保護者ご代表 謝辞 41期生保護者の皆さまには、三年間、本校の教育活動に多大なるご協力を賜り、心より感謝申しあげます。

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私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。

平成30年度 第41回 卒業証書授与式 式辞   

 玄関横の「しだれ梅」も満開となり、新たな命をはぐくむ春の息吹が感じられる今日の佳き日に、大阪府立東百舌鳥高等学校 第四十一回 卒業証書授与式を挙行いたしましたところ、ご多用にもかかわりませず、大阪府教育庁を代表して、大阪府教育センター主任指導主事 岡本真澄様、大阪府議会議員 西恵司様、社会福祉法人 東光学園理事 本校同窓会長 梶山尚也様、NPO法人「子育てネットみちくさ」代表理事 小仲久雄様、本校同窓会役員 田名後吉孝様、本校第十五代校長 牧野浩二様をはじめ、多数のご来賓並びに保護者の皆さまのご臨席を賜りましたことは、卒業生はもとより本校教職員一同にとりましても、このうえない喜びでございます。壇上からではございますが、心より厚く御礼申しあげます。

 ただ今、所定の課程を修められ、卒業証書を授与された三〇七名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日こうしてめでたくこの日を迎えられたことに対して心からお祝い申しあげます。

 本日、ご列席を賜りました保護者の皆さまにおかれましては、今、晴れやかに巣立っていくお子様たちの姿を目の前にされ、幼い頃からこれまでの成長を思い出され、感慨深いことと存じます。心よりお慶び申しあげます。

 また、この間、本校の教育に寄せられましたご理解・ご協力、そしてご支援に対しまして、深く感謝申しあげます。

さて、卒業生の皆さんは今、長いようで短かった三年間のたくさんの想い出とともに、輝かしい未来にむけて、夢と希望に胸ふくらませ、この場に臨んでいることと思います。

東百舌鳥高校での高校生活を振り返ると、皆さんの胸に、今、去来するのはどのような風景でしょうか。

新しく始まる高校生活への期待や不安に胸をドキドキさせて、登校した入学式。クラスメイトと意見を交わしながら取組んだ学校祭「体育の部」「文化の部」などの学校行事、北海道への修学旅行、あるいは、放課後や休日などに青春のエネルギーを注ぎ込んだ部活動。さらには、自分の夢をつかむために、勉強に努力を積み重ねてきたことでしょうか。

これら、本校での多くの思い出をいつまでも大切にしてほしいと願っています。

「卒業」は別れの時でもありますが、新しい出会い、新しい世界への第一歩であることも意味します。そこで、私から卒業生の皆さんに次の「思い」を餞の言葉として伝えたいと思います。

皆さんが、本校での三ヶ年の業を終え、これからの未来社会に巣立たれるにあたり、「自他敬愛」の精神で仲間と培った力、授業を始めさまざまな東百舌鳥高校の教育活動で培った力、これらをこれからの人生の「物語を編む力」につなげて欲しい、という「思い」です。

やがて皆さんが飛び立つ社会は、グローバル化・技術革新が一層進展し、社会や生活が、大きく変わっていく「超スマート社会(Society5.0)」となることが予想されています。そこでは、高校・大学を卒業してから仕事へのトランジションが従来のように機能しなくなる現実が待ち構えています。

皆さんには、東百舌鳥高校で習得した知識・技能を活用し、異なる文化・価値観をもつ人びとを理解し、好ましい関係を築き協働することを通じて、次々に出現する新しい状況に対応して、自ら考え判断し行動することが求められています。

日本を代表する作家の村上春樹さんは、「理想は少しむちゃでも抱き続けた方がいいけど、つぶされたときにどうするかが大事な要素になります。そのことをずっと50年間考え続けてきた。」と述べられています。みずからを知り、判断すること。人生を通じて学び続け、変化すること。そのために、柔軟な心を持つことが、とても大切となります。

皆さんには、この1年間「成熟した集団として仲間とともに育つ」ことの意味について問いかけ続けてきました。

東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨災害などにおける地域住民の振舞いやボランティア活動、復興への営みのなかで、世界から称賛されているのが、「集団のなかで助け合い協働し、責任ある個人として、ともに育っていく」という日本の「強み」です。

皆さんは、東百舌鳥高校の三年間の高校生活のなか、授業、生徒会活動、クラブ活動や学校行事で、「集団づくり」を通じて本校の校訓「自他敬愛」の精神・「ピア」の心をはぐくんできました。

仲間と互いに支え合い、励まし合って「成熟した集団として仲間とともに育ってきた」皆さんは、これからの人生の「物語を編む」ための「強み」をもって巣立っていきます。

その自覚と未来を担う人間としての使命感を持って、輝かしい未来創造のために益々精進されることを祈念しています。

最後になりましたが、保護者の皆さまにおかれましては、三年間、本校の教育活動に多大なるご協力を賜り、心より感謝申しあげます。

結びに、卒業生の皆さんは、今日この場にいることを、これまで支えて頂いた保護者の皆さま、先生方、事務室の皆さん、技師さん、食堂の皆さま、卒業生の皆さんの高校生活を支えてくれたすべての皆さんに感謝の思いを持ってください。そして、ぜひ、「ありがとう」という感謝の言葉をかけてください。また、お互いに切磋琢磨して、学び合い・高め合った四十一期生の仲間とも、お互いに「ありがとう」と感謝の言葉をかけあってください。

東百舌鳥高校で学んだという誇りと自覚を忘れず、ぜひ、ご活躍ください。今後、ますますの飛躍と心身の健康を心から願い、私の式辞といたします。

平成三十一年二月二十八日

大阪府立東百舌鳥高等学校

校  長    石  田 利  生

   

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