1学期 終業式

本日、19日、1学期の終業式を行いました。

私からの式辞の後、バドミントン部(村山くん・八柄くん)、女子バレーボール部の皆さんの表彰式を行いました。

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終業式では、私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。

令和元年度 第1学期 終業式 式辞

皆さん、おはようございます。校長の石田です。

1学期を振り返ってみて、勉強や部活動、学校行事、クラス活動など充実した学校生活を過ごすことができましたか? 2学期も、学校祭・文化の部や2年生の修学旅行を始めとする学校行事が、充実したものになることを期待しています。

先月、G20大阪サミットが開催されました。9月20日にはラグビーワールドカップ、来年は東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪・関西 万国博覧会が開催されます。大阪、日本がますます世界の注目を集めていきます。

昨年度の訪日外国人観光客(インバウンド)は3,119万人、大阪府は1,141万人でした。

他方、政府は、労働力不足に対応するため、新たな外国人受け入れ制度を4月からスタートさせ、5年間で最大34万5,000人を受け入れる計画です。

日本の生産年齢人口(15~64歳)は、1995年の約8,800万人をピークに減少に転じ、2015年は約7,800万人でした。減少は今後も続き、2050年に現在より約29%減の約5,500万人となる見通しです。さらに、主要国の総人口に占める生産年齢人口の割合を比較しても、日本の減少ペースは顕著で、2050年には51.1%と、他の主要先進国との差がさらに拡大する見通しです。  

生産年齢人口の急速な減少のなか、日本が現在の生産性を維持していくためには、インバウンドや外国人労働者の受入れ、海外のマーケットへの進出に依存せざるを得ない現状があります。

このような「世界」に皆さんは、将来、飛び込んでいかねばなりません。

高校時代に何を身に付けなければならないか、しっかり考えてみてください。東百舌鳥高校の先生方は、それらをしっかり考えて授業やGSの授業を創ってくださっています。

私から、夏休みに是非しっかり学習して欲しいことがふたつあります。

苦手な人も多いと思いますが1つは「英語」です。皆さんは将来、地域や職場で、外国人の方々と一緒に生活したり、働いたりする機会が、今まで以上に増えることが予想されます。そこでは、英語がコミュニケーションツールとして多く使われます。昨日の校長ブログで、国立研究開発法人 情報通信研究機構の「VoiceTra」と言う、「話しかけたことを翻訳してくれるアプリ」を紹介しています。英会話の練習に最適だと思いますので、是非、活用してみてください。

2つめが「読書」です。試験で作文や小論文を書きなさい、という問題が出ても、普段、話し言葉やSNSでのやり取りを中心とした言語活動しかしていないと、論理的な文章を書いたり、論理的にものごとを話すことが困難になります。自分のなかに「言葉」や「表現」「言い回し」等が蓄積されていかないからです。そこで「読書」です。小説やエッセイ、新書等を読むことで、言葉や言い回し等の表現方法を学び、是非、自分のものにしていってください。

一学期の終わり、少し立ち止まって、今日までに取組めたことと、自分の目標を達成するために必要なことを確認し、夏休みや、二学期以降の取組みに生かしていってください。

最後に、夏休みのあいだ、皆さんが怪我や事故などに気を付けるとともに、それぞれの目標、進路実現に向けてしっかり取組んでくれることを期待し、一学期の終業式の式辞とします。

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