本日、27日、2学期の始業式を行いました。
私からの式辞の後、ダンス部・陸上競技部・バドミントン部・女子ソフトテニス部・水泳部・吹奏楽部・美術工芸部の皆さんの表彰式を行いました。
ダンス部の皆さんが、11月に横浜アリーナで開催される「第1回 日本高校ダンス部選手権 公式選抜大会 グランプリ決定戦」に推薦され出場することが決定しましたので、併せて紹介しました!
この夏は、生徒たちが部活動によく頑張ってくれましたので表彰がたくさんありました!
表彰のあと、生徒会執行部より、文化祭(学校祭・文化の部)の取組について説明がありました。生徒たちの自治意識、世界市民的意識が確実に培われてきていることを感じ、とてもうれしく思いました。
始業式では、私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。
令和元年度 第2学期 始業式 式辞
皆さん、おはようございます。校長の石田です。
約1か月ぶりに皆さんの元気な顔を見ることができ、大変うれしく思っています。
この夏休みは、規則正しい生活を続け、興味・関心を拡げ、「読書」「英語」を始めとした、2学期に繋がる学習をするなど、有意義な時間を過ごせましたか?
クラブ活動では、ダンス部が8年連続で全国大会に出場し、全国第6位入賞でビッグクラス「優秀賞」に輝きました。さらに、陸上競技部が男子走り高跳びで2年連続の近畿大会出場と第3・4地区公立高等学校対抗陸上競技大会男子やり投げ第3位・男子円盤投げ第6位・男子4×100m第6位を、バドミントン部が堺ジュニア選手権大会男子シングルス23年の部優勝を、女子ソフトテニス部が堺市高等学校ソフトテニス選手権大会ダブルス準優勝を、水泳部が堺・泉北地区高等学校水泳競技会男子200m背泳ぎ第5位・女子200m自由形第6位入賞を、サッカー部は秋季総体を勝ち進んでくれています。また、吹奏楽部が大阪府吹奏楽コンクール 南地区大会で銀賞受賞、大阪府高等学校 美術・工芸展で、奨励賞入賞と芸術分野でも活躍が続いています!
ともに喜びを共有したいと思います。そして、オーストラリア語学研修で8名の皆さんが堺東高校の生徒さんと共に、無事に2週間の研修を終えて帰ってきてくれました。
一人ひとりが、一回りも二回りも大きくなって始業式の場に集ってくれたような気がします。まだまだ、他にも紹介しきれないくらい、「ヒガモ生」それぞれが頑張った今年の夏でした。
さて、新学期を迎えるにあたり、皆さんに次のことを、お話しします。
学校祭・文化の部を始めとする学校行事・クラスづくりに関連することです。
東日本大震災、西日本豪雨災害などにおける地域住民の振舞いやボランティア活動、復興への営みのなかで、世界から常に称賛されているのが、「集団のなかで助け合い協働し、責任ある個人として、ともに育っていく」という日本の強みです。
その資質・能力の少なくない部分が、学校教育のなかで、はぐくまれている、と考えています。
何のために行事に取組むのか。それは、それぞれの取組みを進めるなかで、一つの目的をもった集団に成長するためです。仲間一人ひとりの個性を皆が認識し、他者の意見に耳を貸す姿勢がなくては大勢で一つのことを成し遂げることはできません。時には、意見をぶつけ合うことも必要です。一人ひとりが安心して個性が出せる、成熟した集団づくり。「自他敬愛」の校訓をもち、ピアの心をはぐくんでいる「ヒガモ生」なら、成熟した集団として仲間とともに育っていけるはずです。
東百舌鳥高校の「探究学習」では、SDGsがひとつの大きなテーマとなっています。「社会的包摂(Social Inclusion)」という言葉を聞いたことがありますか。日本政府は、SDGs実施に向けて、市民社会として、誰一人取り残さない、多様性と包摂性のある社会の実現を、日本と世界の両方でめざしていくことを世界に表明しています。
人のつながりから包摂は生まれます。包摂性を高めていくのは私たち一人ひとりです。
「集団づくり」を通じて「成熟した集団として仲間とともに育っていく」こと、これを是非、皆さんの2学期のテーマにしてください。
今日から、2学期です。学習はもとより学校行事にも全力を注ぐことを期待して始業式のあいさつとします。