先進校視察 福井県立羽水高等学校

今日は午前中に、福井県立羽水高等学校さんを訪問しました。

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福井県立羽水高等学校は、2015年10月、OECD日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)に参加、探究チーム福井ISN 研究校として「カリキュラム開発」を担当され、卓越した「課題探求型学習(PBL)」の実践に取組まれています。

大阪には、公立・私立ともに、ISNの参加校はありませんが、本校の「学びに向かう探究学習」のアドバイザーを委嘱させていただいています 関西学院大学の 時任 隼平 先生が研究者としてISNに参加されています!

2030年の子どもたちを取り巻く社会について、世界の多くの研究者が口を揃えて警鐘を鳴らしています。OECDでも、 2015 年より「 Education 2030 プロジェクト」で、competencies を再定義し、その育成につながるカリキュラムや教授法、学習評価などについて検討を進めています。

羽水高校さんでは、PBLのこれまでの取組みから、USUI7を策定され、その実現のために学校全体で探究に取組んでいく方向性を示されていました。

「USUI7」を中心とした学校づくり

~これからの社会を生き抜く力「USUI7」の育成~

 1 傾聴力(聴き取る力)

 2 省察力(見つめる力)

 3 協働力(共にする力)

 4 課題発見力(見抜く力)

 5 課題解決力(乗り越える力)

 6 自己肯定力(信じる力)

 7 市民性(個人として自立する)

本校でも、「ディプロマ・ポリシー」や各教科・コースで育成するcompetencies の議論をしていますが、羽水高校さんはとても分かりやすく整理しておられて、大変、参考になりました。

USUI7を策定の過程で、1年生全員対象に取組んだ「市役所に提案プロジェクト」を「地域に提案プロジェクト」にブラッシュアップされるなど、実際に訪問して担当の先生方よりプレゼンを伺って初めて分かることが多々ありました!

本校の「学びに向かう探究学習」の、「さかい探究学習」で取組みたいことの、お手本のような取組を羽水高校さんはされていたのですが、その進化系の方向性も知ることができました。

「今まで市役所の方しか考えてなかったことを、高校生が考えることの重要性」を改めて教えていただきました!

機会を得て、思いの共有、考えや意見の交流をもたせていただいた先生方とは、今後とも取組みを前進させるべく協力していければと切に願います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

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