第42回 卒業証書授与式

本日、第42回卒業証書授与式を挙行しました。

     

玄関横の「しだれ梅」が、まさに満開です!42期生の卒業式に、文字通り花を添えてくれました。「感謝!」

午前10時。令和元年度 第42回 卒業証書授与式の開式です。

卒業生入場 ご参列の皆さま、先生方の拍手に迎えられ卒業生が入場しました。

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卒業証書授与。

  

校長式辞 文部科学省「学校の卒業式・入学式等の開催に関する考え方について」及び大阪府教育庁「新型コロナウイルス感染症に係る学校行事等の対応について(通知)」に則り、式典の内容を精選し、式典全体の時間を短縮したために、式辞は文書での配付といたしました。式辞の内容は文末に掲載いたします。

教育委員会表彰

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堺市教育委員会表彰を受賞したダンス部の皆さんに祝福の拍手!!

PTA記念品目録贈呈

送辞 卒業する先輩たちへの想いがよく伝わる内容でした。

答辞 東百舌鳥高校への心のこもった感動的な内容に目頭があつくなりました。

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別れの歌「3月9日」斉唱

保護者代表謝辞・PTAより担任団への花束贈呈

 

卒業生 退場  42期生の皆さん、卒業おめでとうございます!

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42期生保護者の皆さまには、三年間、本校の教育活動に多大なるご協力を賜り、心より感謝申しあげます。

私からの式辞の内容です。

令和元年度 第42回 卒業証書授与式 式辞   

玄関横の「しだれ梅」も満開となり、新たな命をはぐくむ春の息吹が感じられる今日の佳き日に、大阪府立東百舌鳥高等学校 第四十二回 卒業証書授与式を挙行いたしましたところ、ご多用にもかかわりませず、大阪府教育庁を代表し、学校総務サービス課 総括補佐 野田正人様、本校第十五代校長 牧野浩二様をはじめ、多数のご来賓並びに保護者の皆さまのご臨席を賜りましたことは、卒業生はもとより本校教職員一同にとりましても、このうえない喜びでございます。壇上からではございますが、心より厚く御礼申しあげます。

 ただ今、所定の課程を修められ、卒業証書を授与された三〇二名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日、こうしてめでたくこの日を迎えられたことに心からお祝い申しあげます。

本日、ご列席を賜りました保護者の皆さまにおかれましては、今、晴れやかに巣立っていくお子様たちの姿を目の前にされ、幼い頃からこれまでの成長を思い出され、感慨深いことと存じます。心よりお慶び申しあげます。

また、この間、本校の教育に寄せられましたご理解・ご協力、そしてご支援に対しまして、深く感謝申しあげます。

さて、卒業生の皆さんは今、長いようで短かった三年間のたくさんの想い出とともに、輝かしい未来にむけて、夢と希望に胸ふくらませ、この場に臨んでいることと思います。

東百舌鳥高校での高校生活を振り返ると、皆さんの胸に、今、去来するのはどのような風景でしょうか。本校での多くの思い出をいつまでも大切にしてほしいと願っています。 

「卒業」は別れの時でもありますが、新しい出会い、世界への第一歩であることも意味します。そこで、私から卒業生の皆さんに次の思いを餞の言葉として伝えます。

皆さんが、本校での三ヶ年の業を終え、これからの未来社会に巣立たれるにあたり、「自他敬愛」の精神で仲間と培った力、授業を始めさまざまな東百舌鳥高校の教育活動で培った力、これらをこれからの人生の「物語を編む力」につなげて欲しい、という思いです。

やがて皆さんが飛び立つ社会は、IoTやビッグデータ、AIを始めとする技術革新が一層進展する「超スマート社会 (Society5.0)」です。現時点では存在していない仕事に就き、開発されていない技術を使い、現時点では想定されていない課題を解決していく、このような現実が、皆さんには待ち構えています。さらに、グローバル化も一層、進展します。

イスラエルの歴史学者 ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、その著書『ホモ・デウス』で、「人間が取り残されないためには、一生を通して学び続け、繰り返し自分を作り変えるしかなくなるだろう」。

Critical Thinking、Communication、Collaboration、Creativityの「4つのC」を駆使して学び続けることで、自分自身を「再発明(reinvent)」し、そうして状況の変化にキャッチアップ(追いつく)する。大切なのは「学び方を学ぶ」ことである、と述べています。  

また、一昨年度、ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑(ほんじょ たすく)先生は、子どもたちに向けて、「重要なのは知りたい、不思議だと思う心を大切にすること。」と述べられました。

人生を通じて学び続け、変化すること。そのために、柔軟な心を持つことが、とても大切となります。

東百舌鳥高校で習得した知識・技能を活用しながら、異なる文化・価値観をもった人びとを理解し、好ましい関係を築き協働し、次々に出現する新しい状況に対応して、自ら考え判断し行動することが、皆さんには求められています。

皆さんには、3年間「成熟した集団として仲間とともに育つ」ことの意味について問いかけ続けてきました。

度重なる自然災害に際して、世界から称賛されているのが、「集団のなかで助け合い協働し、責任ある個人として、ともに育っていく」という日本の強みです。その資質・能力の少なくない部分が、学校教育のなかで、はぐくまれている、と考えています。

東百舌鳥高校の三年間の高校生活のなか、授業、生徒会活動、クラブ活動や学校行事で、「集団づくり」を通じて「自他敬愛」の精神・「ピア」の心をはぐくみ、互いに支え合い、励まし合って「成熟した集団として仲間とともに育ってきた」卒業生の皆さんは、これからの人生の「物語を編む」ための「強み」をもって巣立っていかれます。

その自覚と未来を担う人間としての使命感を持って、輝かしい未来創造のために益々精進されることを祈念しています。

最後になりましたが、保護者の皆さまにおかれましては、三年間、本校の教育活動に多大なるご協力を賜り、心より感謝申しあげます。

結びに、卒業生の皆さんは、今日この場にいることを、これまで支えて頂いた保護者の皆さん方、先生方、事務室・技師さん、食堂の皆さん方、すべてに感謝の思いを持ち、ぜひ、「ありがとう」の言葉をかけてください。また、お互いに切磋琢磨して、学び合い・高め合った四十二期生の仲間とも、お互いに「ありがとう」の言葉をかけ合ってください。

東百舌鳥高校で学んだという誇りと自覚を忘れず、ぜひ、ご活躍ください。今後、ますますの飛躍と心身の健康を心から願い、私の式辞といたします。

令和二年二月二十八日

大阪府立東百舌鳥高等学校

校  長   石 田 利 生

   

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