本日４月９日（月）１４時から入学式を挙行いたしました。
新入生入場 ご参列の皆さま、先生方の拍手に迎えられ新入生が入場しました。
校長式辞 式辞の内容は文末に掲載いたします。
新入生代表宣誓 緊張感のなか立派に宣誓をしてくれました！
１年生担任の先生方の紹介です。
新入生退場 これからの高校生活への希望に胸を膨らませての退場です
私からは以下の内容を式辞でお話しいたしました。
平成３０年度 第４３回 入学式 式辞
穏やかな春の陽気に包まれ、光と希望に満ち溢れた春の佳き日に、大阪府立東百舌鳥高等学校第43回入学式を挙行いたしましたところ、ご多用にもかかわりませず、大阪府議会議員 西恵司様、東百舌鳥校区自治連合会長兼新家町自治会長 松川幸男様、NPO法人「子育てネットみちくさ」代表理事 小仲久雄様、もずの会 西村和彦様、PTAご代表の皆さま方に、ご来賓としてご臨席賜りましたことは、私ども教職員にとりましても、このうえない喜びでございます。壇上からではございますが、心より厚く御礼申しあげます。
ただ今、本校への入学を許可いたしました、1.19倍という厳しい入試を突破された280名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員一同、心よりお祝いし、歓迎いたします。保護者の皆さま方にも心よりお祝い申しあげます。
本校は、昭和51年4月に第103番目の府立高校として、仁徳天皇陵をはじめとする「百舌鳥古墳群」の東部にある堺市土塔の地に設立され、今年創立43年目を迎えます。
新入生の皆さんが高校を卒業する2020年から2030年頃の社会は、IoTやビッグデータ、AIを始めとする技術革新が一層進展し、社会や生活が大きく変わっていく「超スマート社会 （Society5.0）」となることが予想されています。社会で求められる力が変わりゆくなか、学校教育や大学入試の在り方も大きく変わろうとしています。新入生の皆さん方の入試から新しい大学入試制度がスタートし、一般入試・推薦入試・AO入試を問わず、知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性をもって多様な人びとと協働して学ぶ態度、のいわゆる「学力の３要素」を多面的・総合的に評価する傾向が強まっています。
東百舌鳥高校では、変化が激しく、予測困難なグローバル社会のなか、新しい課題に対応する「21世紀型スキル」を育成するために、「ICT」を活用したアクティブ・ラーニング型の授業、「自他敬愛」「ピア」の心を持ったグローバルリーダーの育成を先進的に進め、昨年度全国から37校の視察を受入れたところでございます。
さて、43期生の皆さんが、これからの高校生活を送るにあたり、常に意識をして心掛けてほしいことが二つあります。
一つ目は「より良く学ぶ」ということです。
皆さんが提出した自己申告書を全て読みました。ほとんどの人が、部活動とともに、学習に力を入れることを誓ってくれています。大変うれしく思いました。是非、 その言葉通り頑張ってほしいと思います。その学習の基本は授業です。授業を通して、今まで知らなかったことに対する理解を深めることはもちろんですが、皆さんが生きて行くこれからの社会は、必ず正解がある問題ばかりではありません。答えが簡単に見つからない、答えがないような問題に出会うことがあるかもしれません。そのような問題の最善の解決方法を見つけるためにも、学校で学ぶ教科・科目の基礎・基本の知識や技能をしっかりと身につけ、指示された事や与えられた課題をすることだけに満足せず、自ら考えたり、質問したりして積極的に学習に臨む意欲を持った「学び」をしてください。
二つ目は、「互いを思いやり、高め合う友人をつくる」ということです。
本校の校訓「自他敬愛」の精神・「ピア」の心をはぐくみ、自分にないものを友人から学び、さらに自分を向上させてください。３年間の高校生活のなか、互いに支え合い、励まし合って一生の友人を得て欲しいと思います。これからの高校生活において、授業はもちろん生徒会活動やクラブ活動、学校行事を通じて「成熟した集団として仲間とともに育っていく」貴重な体験を積み、視野を大きく拡げ、将来の自己実現のための基礎固めをしっかり行っていくことを期待しています。
最後になりましたが、保護者の皆さまには、本日の入学式で、わが子の高校生としての姿をご覧になられて、感慨もひとしおかと拝察いたします。
私ども教職員は、心を一つにして、全力を尽くして、お預かりしたお子様一人ひとりの教育に専念する覚悟でございます。保護者の皆さまにおかれましても、どうか本校の教育方針に深くご理解を賜り、ご支援、ご協力を頂きますよう、お願い申しあげまして、私の式辞といたします。
平成３０年４月９日
大阪府立東百舌鳥高等学校
校長 石田 利生